↑College Life 〜今を生きろ〜
    簡単なことなんだ。ものは心で見る。肝心なものは目では見れない。
  >> ホーム
  >> RSS
Profile
masato
Author:masato
「無知による機会損失は計り知れない。」

機会損失とは、仮にある行動を取っていたら生まれたであろう利益を享受できないという損失のことを言う。

一生という限られた時間の中で、どうせなら最高の人生を送ってみたいじゃん。みんなもそう思うでしょ??

価値観は人それぞれだと思うけど、俺は、自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
Category
Recent Entries
Recent Comments
Recent Trackbacks
Archives
Links
Search in the site
 投資方法と、それについての考察(銘柄選択編)

まず、私は「投資とは、投下資本以上の価値のものを手に入れる行為である」と考えています。そのため、株価が企業価値に収斂することを前提にすれば、企業の価値を正しく把握することが重要になってきます。企業の価値とは、その企業が将来にわたって生み出すフリーキャッシュフローを、一定の率(WACC)によって割引いて、それを現在価値で評価した合計です。

しかし、将来のフリーキャッシュフローを正確に計算するこは難しい。そこに「企業価値の不透明性」が存在することになります。将来のフリーキャッシュフローの計算は、それを計算する投資家の「期待」(成長率などの定数の設定)によって大きく結果が異なることになります。


企業が株価を高めるためには、WACC(株主や債権者に支払うコストを加重平均したもの)を上回る利益をあげなければなりません。ここで仮に企業がWACCを上回るリターンを上げたとします。債権者へのリターンはもうすでに借入金利として決まっているのですから、WACCを上回った超過リターンは全て株主に還元されます。企業はWACCを上回る利益を上げてはじめて、株価を高めることが出来ます。
※これは板倉雄一郎さんがよくおっしゃられている企業価値創造の根源、ROIC-WACC=SPREADと通じるものがあると思うので、詳しいことはそちらを参照して下さい。
)

以上のことから、株式投資の超過リターン(PERが大きく上昇すること)は企業の増益率そのものではなく、実際の増益率と市場の期待との格差で決まるという性質を持っていることが分かります。そのことに着目して私は、「事業の価値が正しく評価されていない企業」に投資することが最も重要であると考えます。なぜなら、DCF法の計算方法やWACCの性質により、企業価値と「期待」は密接に関係してるからです。 「事業の価値」、そこに着目する点が、企業が保持している資産に着目する資産バリュー株投資や、企業の高い成長力に着目するグロース株投資との違いです。

キーワードは、「事業の価値」と「市場の期待」です。事業の価値が見直される=期待が高まる=PERの水準訂正は株価の大きな上昇につながるからです。

では、効率的な市場において、実際にそのような企業が存在するのか。私は存在すると考えています。少し話は脱線しますが、私は効率市場仮説を信じています。正確には、市場は「弱い効率市場仮説」(補足1)で説明できると考えられます。多くの機関投資家、アナリスト、個人投資家がカバーしている株価はその時点での全ての情報を織り込んでいる適正な価格であって、市場を出し抜くことはできないと考えるのは正しい。しかし、市場に出回っている全ての銘柄が機関投資家やアナリストなどにカバーされているとは思いません。(実際、大手証券会社などは時価総額が数百億円以下の企業は投資対象から外しているそうです。)その理由から、私は「事業の価値が正しく評価されていない企業」というのは、小型株の中に存在していると考えています。

そういった企業を見つけ投資することで、企業の成長と利益の再投資による複利の力の恩恵を受けるだけではなく(EPSの伸びと複利の効果)、将来に生み出すCFの見直し(期待の高まりによるPERの伸び)による株価上昇(時価総額の増大)が望めると考えています。

ではどのようにしてそういった企業を見つけるのか?

私は、気になった事業を行っている企業の四半期ごとの進捗率を見ることが重要であると考えます。進捗率から通期の決算を計算して、その結果を会社予想や四季報予想と比べる。そして、その二つの間にどの程度、乖離があるかを見る。乖離が大きいということは、会社自身が想定していたより、そして、市場が期待していた以上に事業が好調であるということを表しています。その事業の好調さが一時的なものではなく、一年を通して続く見込みがある企業、これを「事業価値に対して割安な企業」とし投資します。(理想は、四半期ごとに売上高が伸びているだけではなく、利益率も向上し、加速度的に利益が増している企業です。)そして、企業の上方修正や四季報の増額修正などのカタリストによって、事業の価値(そしてそれに伴う企業の価値)が見直されるのを待つ。しばらくはこんな投資方針で行こうと思っています。

(補足1)
「弱い効率市場仮説」の話ですが、上方修正が進捗率から計算してほぼ確実であるのに、実際に上方修正が発表されたとき、もしくはその直前になって株価が上昇するのは「効率市場仮説(セミストロング?)」の下では説明できません。これが何故起こるか考えたら面白いと思います。それは、市場に関わるみんながその情報(この場合、四半期の進捗率の情報)を認識していないからでしょう。ようするに情報コストが思っているより大きいのです。全ての人に均等に情報が行き渡れば、瞬時にその情報は株価に織り込まれるはずですからね。情報コストが思いのほか大きいので、情報が浸透するのに時間を必要とする。すると、決算に向けて徐々に株価が変動する。そして、上方修正で一気に情報が伝わる。するとミスプライシング(バリューギャップ)は解消される。こういったことから、私はチャートを分析することもファンダメンタルズを分析するのと同様に重要であると考えています。ファンダメンタルズの変化とチャートには大きな関連性があるからです。また、自分が気がついたバリューギャップがどの程度残されているか(銘柄を分析した時期の問題)、要するに、株価にどの程度その情報が織り込まれているかを分析する上でもチャート分析は必至であります。

(あとがき1)
時代や環境によって、適切な投資方法が異なることは成長株プレミアムや割安株プレミアムが通用した時代が異なることなどから歴史が証明しています(参照:ウォール街のランダムウォーカー)。上記に書いた投資方法が一生通用するものであるとは考えていません。しかし、この景気拡大局面においては、最も有効な投資方法なんではないかと「今は」考えています。そして、日本の市場がアメリアのそれと比べるとまだまだ非効率で歪んでいる点などを考慮すればチャンスは大きいと考えています。

(あとがき2)
上記に書いた「有効な投資方法が時代によってことなる」ことですが、近年、タワー投資を筆頭に小型株に目をつけたファンドが進出してきています。こういった、優秀なファンドの進出によって時価総額が小さい銘柄の市場の非効率さや歪みも無くなってしまうんではないかと考えています。逆に言えば、今の時点ではそういった優秀なファンドが狙っている銘柄に目をつけることも有効な投資方法ではないでしょうか。いつまで通用するかは分かりませんが…

(あとがき3)
今回のエントリーは主に「銘柄選択」に焦点を当てて書いていますが、それは投資において重要なポイントの一つにしかすぎません。チャートや出来高や信用残高などから需給の状態を把握することや、投資家の心理を読むことなども重要なポイントです。これらについては後々、書いていこうと思っています。

(あとがき4)
今回のエントリーで書いたことは、私がmixiの「中長期投資で資産を増やす」というコミュニティーで主張したことをまとめつつ補足したものになっています。まだまだ勉強不足な点が否めないと自覚しておりますので、感想や、気になった点や、反論をBlogのコメントかmixiのメッセージで頂けるとうれしいです。



投資 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:4
(2006/01/31(火) 20:48)

 今こそマルクスを読み返す
今こそマルクスを読み返す今こそマルクスを読み返す
廣松 渉


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
かつてマルクスが、資本主義の未来に何を見たのか?とても気になったので『資本論』を学ぶ目的で読んで見ました。マルクスが『資本論』で言いたかったことは、「資本主義のもとでは、労働者と資本家の関係が一種独特の奴隷制度になってしまっている」という告発、批判にほかなりません。

では、マルクスが賃金奴隷制度とまで言う、資本主義の仕組み、労働者と資本家の関係とは一体どういったものなのか?

ここで、資本主義において、資本家に「利益」がもたらされる仕組みを考えてみます。まず、資本家は生産するための設備を購入し、次に労働者に賃金を払う形で労働力を購入し、そして、生産されたものを販売する。この流れを設備を購入したり商品を販売したりする「流通過程」と、実際に商品を生産する「生産過程」の2つに分けます。価値と価格が常に等しい関係である以上、「流通過程」において価値の増幅はおきません。よって、価値の増幅が行われるのは「生産過程」においてということになります。「生産過程」で価値が増幅するということは、労働者が資本家からもらう給料以上に働いているからだとマルクスは言っているのです。価格をともなう全ての商品が、価値通りに売買されるという前提条件のもとで、「剰余価値(資本家から見れば利益)」というものは、労働者の「剰余労働」によってでしか生まれないのです。

しかし、マルクスはこの段階においてはまだ「労働者が資本家から搾取されている」のは労働力商品の特質、商品経済の論理、労働力の所有・使用権を考慮すれば「正当である」と論じています。したがって、このレベルにおいての問題点でマルクスは資本主義を批判しているのではありません。実際に問題なのはこの後です。

労働者が資本家から搾取される仕組みは何も、商品の生産過程だけにとどまりません。労働者は、仕事の現場から離れれば一人の人間で、そこで自由な生活が営なみます。そして、生命を維持したり娯楽を楽しむために消費を行います。この消費には、さきほどまで従事していた労働によって得られた賃金が使われます。賃金が使われれば、労働者は再び、生計を立てるために労働力を売らなければならないのです。したがって、労働者というのは、生産過程においては資本家の利益のために働き、生産過程から離れても、資本家の利益になるように消費を行っていることになります。乱暴に言えば、労働者は資本家のために生きている(生かされている)ようなものなのです。

さらに厄介なのは、かつての奴隷が「鞭の恐怖」から強制的に働かされているのに対し、労働者が「自発的」に働いているということです。労働者はそれぞれの仕事に自分なりの生きがいを感じ、好きじゃなくても「〜のために」と賃労働の正当性を自ら与えているのが普通です。また、労働者と資本家は、奴隷と奴隷主の関係と違い、人格的には対等な関係であり、労働者が特定の資本家に身分的に従属しているわけでもなく、別の資本家と自由に労働力の売買契約を結ぶことが出来ます。しかし、彼らは雇い主を自ら選ぶ自由はあるものの、誰かしらに労働力を売らなければ生存することができず、その点で資本家に包摂されているのは否めません。また、省力的な新設備の開発や人口の増加が、労働者の相対的人口増につながり、需要と供給の法則から、労働力商品の買い手と売り手との関係は、買い手(資本家)の方が有利になっているのです。

このような意味から、マルクスは「労働者は包摂的に資本家によって支配されているのと同じであって、資本主義は賃金奴隷制度である」と言っているのです。さらには「そういった、資本家による搾取を防ぐためには、政府による計画経済を行うことだ。」と言っているのです。

色々考えさせられることが多くて面白かったです。つらつら書いてきましたが、マルクスは以上のように問題が沢山ある資本主義が成熟すれば、やがては社会主義・共産主義へと移行するのではないかと考えていたのです。

で、結局世界はどうなったのかは結果を見れば分かると思います。中国におけるマルクス経済学の凋落(参照)を目にする限り、現時点では資本主義が最も優れたシステムであるということは間違いないようです。「資本主義の良さ>資本主義の問題点」の関係が成り立っているのでしょう。(今後どうなるかは分かりませんが…)。資本主義の問題点・矛盾をきちんと理解することは、世界を牛耳っている多国籍企業や、凶暴な資本家を監視する意味でも重要なことなんではないかと思いました。


読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:1
(2006/01/26(木) 06:38)

 スリッパの法則
スリッパの法則 - プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方スリッパの法則 - プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方
藤野 英人


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
冒頭に書かれている話がよかったので読んでみました。「スリッパに履きかえる会社に投資しても儲からない」などの面白い法則が63個にわたって書かれていました。著者の経験に裏打ちされた法則が実例とともに紹介されていて読んでいて面白かったです。

特に、「人の話を聞かない社長には投資しない」や「良い会社は常に個性的である」や「情報開示に熱心すぎる会社には要注意」などの話はとてもためになりました。まぁ、実際の投資に役立つかどうかは分かりませんが、少なくとも、「優秀なファンドマネージャーが、ある銘柄を購入する際には、個人投資家が知りえない情報(社長の人柄や会社の雰囲気など)もきちんと考慮されている」ということを知っただけでも収穫でした。タワー投資顧問やスパークス・アセット・マネジメントといった優秀な顧問会社銘柄は注目であるということを改めて感じました。

本書を読んで気になった内容はこれです。

欧米にはキリスト教を貴重とした平等社会のシステムがあります。しかし、日本にはそうした神がいません。今まで、その役割(富の再分配)は政府が行ってきました。

欧米に古くから根付くこの概念は、『サバイバルとしての金融』の著者、岩崎日出俊さんが言われていた「ノーブレス・オブリジェ」のことだと思います。それは、高い身分の人に伴う徳義上の義務のことを指すそうです。欧米では高給取りのスポーツ選手や、事業で成功した大富豪が多額の寄付をするということが当たり前のように行われています。こういった行動は、ノーブレス・オブリジェの概念から来ているんではないでしょうか。ビル・ゲイツなんて資産の半分を寄付しようとしてるらしい。

上記のように根本的な考えが欧米と日本じゃまるっきり違うので、規制緩和などによって欧米と同じようなシステムを日本に持ってきてもうまく行かないことは分かりきったことなのかもしれません。



読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2006/01/23(月) 09:39)

 ホリエモン事件について思う
ちまたは、ライブドアだ、ホリエモンだ、M&Aだとなんやガヤガヤしてますね。そこから発展して、「時価総額とは何だ」とか「企業価値から離れすぎだ」だの、「アメリカのせいだ」だの「小泉政策がどうだ」だの、強いては「教育に問題がある」だの話は広がっていますが、こういうときは物事をシンプルに捉える必要があると思います。

まず、今回のライブドアの問題で、重要なのは「粉飾決済(有価証券報告書の偽造)」であって、ホリエモンの偏った価値観や経営手段ではありません。(市場が混乱したのも、マネックス証券の対処や、東証のシステムなどが不安を増長させたのが原因です。)

今回の問題を分かりやすくするために、ボクシングで例えてみます。

異端児ボクサー、ホリエモンは反則スレスレの技でボクシング界に旋風を起こしました。そのパフォーマンスにファンは熱狂し、そして応援していました。しかし、実はホリエモンのグローブに鉛が仕込んであった!今回の事件はこんな感じだと思います。ホリエモンは、それまで数々の斬新な技で、敵をノックアウト。ホリエモンが繰り出す新技は、今までのボクシング界で考えられない目新しいもので、古いボクシングファンの批判など、賛否両論ありました。が、あれよあれよと、ホリエモンは世界ランカーに。そして、ホリエモンの斬新な技もようやく世間に根付いたかなぁという時に、ホリエモン使用のグローブから鉛が発覚。世間は大混乱に陥ってしまいました。だいたいこんな感じだと思います。

ようは、ホリエモンが今までやってきた反則ギリギリのプレーっていうのを、グローブに鉛が仕込んであるのが発覚してから「あれは反則でおかしい!」とか議論するのは間違っているということです。株価に関しても、分割によって企業価値が増幅するはずがないのは分かっていて、投資家はマネーゲームに参加したのであって、何もホリエモンが全て悪いわけではありません。(もちろん、ホリエモンがそういったマネーゲームを巧妙に仕組んだことは否めないですが、それに乗っかったのは投資家です。)株価は投資家が決めてるという性質がある以上、コメンテーターが「あんなの、詐欺まがいだ!株式分割しすぎが悪い!」(もちろん東証から見れば厄介なことですが)など言うのは勘違いはなはだしい。投資家もボクシングのファンも、市場(リング上)ではフェアな条件で戦っているのを前提で応援していたのに、有価証券が偽造(鉛が仕込んで)してあったとは夢にまで思ってなかったと思います。ましてや、ホリエモンのセコンドが自殺するとは…

だいたいこんなところだと思います。なので、ホリエモンの経営手段と、陰で行っていた犯罪行為を同列で扱うと話がややこしくなるんだと思います。かつて竹中総務相がホリエモンを絶賛していたのがテレビで取り上げられて問題になっていますが、それはホリエモンが鉛を仕込んでいないことが前提だったのであって、それが発覚した今、竹中さんや自民党幹部はおかしいとか言うのは間違ってます。ましてや、規制緩和がアメリカのためだとか、そっちに持っていくのはどうかと…

今回の事件で、有価証券報告を個人投資家にもっと分かりやすくし身近なものにする制度が必要なんではないか。かつ、偽造を防ぎ、粉飾決済を暴きやすくする=企業にあたえる裁量を減らす仕組みが必要なんではないかと考えました。




未分類 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:7
(2006/01/22(日) 11:00)

 ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて
図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて図解でわかる ランダムウォーク&行動ファイナンス理論のすべて
田渕 直也


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
リスクプレミアムと期待リターンに関して学びたかったので買ってみました。ランダムウォークの理論、市場の効率性、行動ファイナンス、敗者のゲームの話など、現代の投資理論の真髄が結集した本でした。これらの「市場の本質」は投資理論の基礎中の基礎だと思うので、興味ある方は読んでみることをおススメします。

本書で何回も言っているようにマーケットにおいて確実なものは何もありません。マーケットに渦巻く不確実性にどう対処するか?これが重要な点です。上記に示した論理を知った上で「自分自身で考え、納得した投資方法を確立する」ことが大切なんだなと改めて思いました。

個人的には今まで自分の中になかったリスクプレミアムの概念が新鮮で面白かったです。リスクプレミアムとは、「リスクの対価として受け取る超過リターン」のことです。簡単に言えば、リスクを負う人は、それ相応の不安(苦痛)を負うことになるんだからその分のお金を余分にもらえるということです。リスクプレミアムはリスクを極端に嫌う人間の心理構造から生まれてくるもので、リスクの高いものほど期待リターンそのものが大きくなるという性質を持っています。歴史的に見ると不良債権などには分厚いリスクプレミアムが存在したみたいです。バフェットが買う割安株というのも、広義な意味で不良債権と同じようにリスクプレミアムが大きい投資対象なのでしょう。

「リスクプレミアムの周期性」という章の、以下の文がとても印象的でした。

リスクプレミアムは人が嫌がることの対価です。あまり精神的な拒否感を感じないような環境であれば、それはすでにマーケット全体が過信状態に入っている危険性を示唆します。

ようは、みんなが投資に対して不安を抱いているときに投資をすれば分厚いリスクプレミアムの恩恵に授かれるが、みんなが不安を感じないようなマーケットになれば、リスクプレミアムは消失してしまっているということです。このあたりはかなりためになりました。

リスクとそれに伴うリスクプレミアムの話は、サラリーマンと経営者(起業家)の関係にも通じる話だと思います。起業するということは物凄くリスクの大きいことで、多くの人がやりたがらない、するとそこに大きなリスクプレミアムが存在する。要するに、大きな視野で見れば、サラリーマンになるより起業した方がリスクを差し引いても、プレミアム(名誉?知名度?お金?)を得ることが出来るのです。経営者はリスクを背負っているので、その対価としてサラリーマンより多く(リスク+リスクプレミアム)の給料を貰うことは論理的にかなっているのです。

こういった意味においては、「人と違うことをする≒挑戦する≒リスクを取る」ということは、結構大切なことなんだなと思いました。まさに、「人の行く道の裏に花あり」とはよく言ったものです。




読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2006/01/20(金) 19:30)

 下流社会
下流社会 新たな階層集団の出現下流社会 新たな階層集団の出現
三浦 展


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

話の大筋は分かりやすい。「日本国内で所得の格差が開きつつある。そして、もっとも深刻なのは、低所得者の意識が低く、希望の格差まで開いてしまっている。」といったところだろうか。

ベストセラーになったようですが、出版のタイミングが良かったことが売れた原因だと思います。著者が作った「下流社会」という言葉は昨年の流行語となりました。こういった考えが流行した背景には、小泉政権による競争社会を推し進めるようとする姿勢に対して、格差拡大を懸念した世論があるでしょう。

著書はマーケティングの専門家ということですが、私は読んでいて物凄く違和感がありました。まず、本書には数々の分析結果、調査結果などの表や数字が出てきて、著者の主張に真実味をもたらしています。しかし、読み進めて行くうちに「単なる数字合わせ」じゃないの?と思うような点がちらほら。結論が先に決まっていて、それに適合するデータを採掘してるだけではないのでしょうか。

他にも違和感はあります。本書では「階層格差」がキーワードになっていて、度々登場してくるんですが、若者のやる気や学力を「親の階層」と結びつけている点はおかしいと思います。「親の階層」じゃなくて「親の育て方」の方が現実的ではないでしょうか。

それと、自分らしい生き方をしようとするのに問題があると論じているくだりですが、「自分らしさ思考的な回答には非正規職員が多い。他方、目標を持って計画的に生きたい人は、正規職員が多い。」とあります。「目標を持って計画的に生きたい」には自分らしさは含まれてないのか?他の人と違うことをするだけが自分らしさなのか?そもそも自分らしさって何ですか。

国が豊かになるにつれて、ある程度、国民の意識に格差が出来るのは仕方の無いことだと思う。だって、戦後、日本人は豊かに暮らしたいがために必死で働き、そしてその個人個人の意識の高さ(中流意識)が高度経済成長を生んだんでしょ。ってことは、その頃と比べて断然に豊かになった今日において、「より豊かになりたい」と思う人が減るのは仕方がないんではないでしょうか。人の価値観の幅が広がったということだと思います。

小泉政権のもとで改革が進む結果、格差のある社会が生まれつつあるという懸念が広がっています。しかし、私は「努力をした人、起業した人、チャレンジした人が報われる社会」になって欲しいなと思っています。そして、本書で問題になっている希望の格差を埋めるには、「チャンスを多く与えられる機会均等の社会」の実現が不可欠じゃないでしょうか。誰もがチャレンジすれば報われる可能性があり、たとえ、一度失敗してももう一度チャレンジ出来るような社会が理想です。

そういった社会のもとで、国民の価値観が多様化し、金持ちになることが豊かなことだと思う人がいてもよし、好きなことをやることが豊かなことだと思う人がいてもよし、となることが、本当の意味で豊かな国につながっていくんではないでしょうか。







読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2006/01/18(水) 11:49)

 起業への情熱
プレジデントビジョン 起業への情熱プレジデントビジョン 起業への情熱
株式会社ライブレボリューション 増永 寛之


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
GMOの熊谷正寿氏がこのエントリーで紹介していたので読んでみました。このエントリーで私が、日々思っている「知れば知るほど未知も増える」ということをピンポイントで熊谷氏も言っているのはびっくりしました。

人は、「自分は何でも知っている」と勘違いしがちです。僕もそうでした。しかし、本を読むと、自分の「無知」に気がつきます。「もっと、早く読めば良かった!」「こんな事も知らなかったのか!」と自分の薄学さに、いつも反省モードです。自らが「知らない」ということ、それに気が付くことそのものが「学び」なんですね。(参照

この本は、今、ノリに乗っている若手経営者に焦点を当てて、インタビュー形式で応答したものを本にまとめたものです。

どの人の話からも「起業への情熱」がにじみ出てきていて、熱い信念が伝わってきます。なんだかヤル気にさせてくれる本です。起業を考えている社会人だけじゃなく、就職中の学生にもおススメ出来る本だと思います。

どの人にも、自分なりの哲学があって、それがその人を作り上げている。「思考は現実化する」とはよく言ったものです。この人達が実証してくれています。

個人的には、熊谷さんの話が良かったです。

「学ぶとは、いかに自らが知らざるかを知ること」


先日、高校時代の友人から「何がしたいのか分からない。どうしたらいい?」と相談を受けました。気安くアドバイス出来るような内容ではなかったので困ってしまいました。が、一つだけ言えるとしたら、それは「今の狭い範囲の知識、経験からだけでやりたいことなんてそう簡単に見つけられない。」ということです。経験が増えるにつれて、やりたいことが移り変わっていくのが自然な流れだと思います。

じゃあ、いったいどうしたらいいのか?

それは「将来の理想の自分を想像してみる。そして、その実現につながっていそうな道を選ぶ。」ことが大切かなと思います。この本の帯に、村上龍さんが「“desire”を持つこと、その実現を必死に考える」と書かれています。「その実現を必至に考える」という言葉に物凄く重みを感じました。今まで麻雀でしか「必至に考える」ことはなかったので、これからはもう少しましなものについて必至に考えてみようと思いました。





読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:3
(2006/01/16(月) 22:46)

 通貨を読む
通貨を読む―ドル・円・ユーロ・元のゆくえ通貨を読む―ドル・円・ユーロ・元のゆくえ
滝田 洋一


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

本書は、通貨の仕組みをドル、円、ユーロ、元の4つの通貨を軸にして解説したものですが、理論をただ説明するだけではなく実際に起こった事例を題材にして通貨の世界を描いています。

また、その時々の世界各国の経済状況だけではなく、政治や外交や軍事などにも言及されていて、読んでいて面白かったです。特に、為替変動の背景に潜む政治と外交の話や、国内の景気に為替が及ぼす影響などが面白かったです。

為替レートは、金利、物価、景気、外交、投資、さまざまな要素が絡み合って影響を及ぼす。そこが面白いところだと思いますが、物凄く複雑で難しいです。

外交が為替に多大な影響を及ぼすということは、一国の政治家の実力や思考が、その国の国民の利益に大きな影響を及ぼすということです。文中にも取り上げられていましたが、日本の為替外交がアメリカや中国のそれと比べると軟弱であったことは否めないと思います。

今年は、FX(外為)にチャレンジして新境地を開拓します。この本はその一歩目としては、なかなか良かったです。半年後にもう一度読み返してみたいと思いました。

為替を学ぶことによって、相場の動向までは分からなくても、世界各地で何が起こっているのか、そういったグローバルな視点を養うことが出来たらいいなと考えています。



読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2006/01/15(日) 11:23)

 ホリエモン来襲
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

うちのキャンパスにホリエモンが来たぁ!

ということで、90分間におよぶ、ホリエモンの講演を聞いてきました。

「インターネットにおけるセキュリティー」の話が中心だったので、個人的にはあんまし面白くなかったです。メディアについてのこととか、もっと踏み込んだ話が聞きたかったんですが、期待はずれでした。みんなに「俺が質問してきてやる」って豪語してましたが、話の内容が内容だったんで出来ませんでした。

ただ、ホリエ節は健在で、例えば、東京証券取引所に対して「あいつら頭おかしんじゃねえの!」とか言ってましたw。他には、「小学校1年のときに、ウンコもらしたことある」とか言ってました。なんだかなぁ。

とりあえず、記念にはなったかな。
以上、ホリエモン講演の報告でした。


未分類 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:4
(2006/01/14(土) 17:22)

 決断力
決断力決断力
羽生 善治


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

天才にして最強の棋士、羽生善治が書いた本です。ある人が薦めてくれたので読んでみました。

羽生さんが今まで培ってきた勝負に対する「決断力」や「集中力」について書かれている本です。物凄く過酷なスポーツである将棋という世界において羽生さんが、どのように集中力を高め、どのように決断を下しているかというところに大部分が割かれています。

本を読んで思ったことは、以前のエントリー「集中力を高める方法」で書いたことを、羽生さんは身をもって体験してるということです。

確かに、「決断力」や「集中力」について考えさせられるとこもありましたが、私がこの本を読んで最も考えさせられたのは、羽生さんの「人生観」についてです。誰に対しても敬意を払い、常に学ぶ姿勢を忘れない羽生さんはホントに尊敬できる人だと思いました。

将棋という題材を通してですが、羽生さんは仕事でも人生でも通じる大切な何かを私達に伝えたかったんではないでしょうか。本書を読めば、それは少なからず伝わってくると思います。

人は生きていれば、常に大なり小なり「決断」をしているはずです。そう考えれば、小さな数々の決断が人生をつくりあげていると言ってもいいと思います。なので、意外と「決断力」って重要なものなんだなとしみじみ思いました。

以下、ためになった言葉。

玲瓏。それは、周囲を見渡せる状況を言うが、いつも透き通った心静かな気持ちをも言う。

"Keep it simple, stupid"(=KISS) 「キスでいけ!」、つまり、物事を簡単に単純に考えろということ。それは、複雑な局面に立ち向かうときの合言葉だと思う。

現状に満足してしまうと進歩はない。

何事でも、決断し、挑戦してみないと、結果がどうなるか分からない。最終的に自らリスクを負わなければならない。そういうところでの決断には、その人の本質が出てくるのだ。

"Keep it simple, stupid"(=KISS) については、板倉雄一郎さんも言っていましたね。「物事をシンプルに考える」っていうことを、複雑な思考を強いられるはずの羽生さんが言っているのは興味深かったです。




読書 | 固定リンク | トラックバック:1 | レス:2
(2006/01/12(木) 07:18)

 デイトレーダーをカモにする株式投資戦略
4478631158機関投資家に学ぶ デイトレーダーをカモにする株式投資戦略
中丸 友一郎


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

いや〜素晴らしい本でした。自分の中の一番のおススメ投資本決定です!

手にとって中身を少し読んでいただければ、この本の素晴らしさが分かると思います。まだ出版されたばかりの本なのですが、次第に口コミでこの本の良さは広まっていくでしょう。

著者の経歴もさることながら、偏見のない考察とその鋭さ、見識の広さに圧倒されます。本書には株式投資の本質が、様々な観点から説明されています。

本の中身は、ランダムウォーク理論、効率市場仮説、ケインズの『美人投票』、ブラックショールズの方程式、バブルの生成と崩壊、ポートフォリオ管理、行動ファイナンス、リスクとリターン、企業価値、など投資にかかせないポイントの多くが網羅されています。また、これらをただ説明するだけではなく、きちんとロジックを含めて著者の見解を述べている点が物凄くためになりました。

その例として、第3章の割安株の超過リターンについての著者の考えを取り上げてみます。(自分なりにまとめていますのであしからず)

マルキール氏(『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者)の割安株投資と成長株投資の相対リターンの分析結果によると、1937年以降の65年間で、割安株は成長株に比べてむしろ成績が劣っている。割安株のよい結果は1980年代以降に当てはまるに過ぎない。
仮に割安株プレミアムがあったとしても、それは投資家が当時、超過リターンに対して大きなリスクをとっただけにすぎないのではないのだろうか。1970年代、経済は下降期にあり、多くの企業が危険にさらされた。投資家はリスクを恐れ、そのため株価は多く下がり、そういった企業が割安株になった。そして1980年代がやってくる。恐れていたリセッションが去ってしまい、それらの企業は回復した。このために、この年代の割安株のプレミアムが生まれたのではないだろうか。

著者は、テクニカルや日々の些細なニュースに過剰反応してトレードを行う人たちをノイズトレーダーとし、ファンダメンタルズに基づいて勝つべくして勝つ投資をしているバフェットやJPモルガンなどをスマートトレーダーとしています。そして、それを踏まえて個人がどのような姿勢で投資に望めばいいのかをきちんと説明しています。

本書からは「市場に打ち勝つことは大変難しいが、きちんとファンダメンタルズに基づいて長期的な視野で投資をすれば、資産を増やすことは確実に出来る」という著者の考えが感じとれます。

自分的には、多少、難しいところもありましたが、深く考えさせられるところも多くてためになりました。理論と現実がバランスよく組み合わされていて、どちらに偏ることもなく投資に対して見識が広がると思います。とてもおススメなので是非読んでみてください!

読書 | 固定リンク | トラックバック:1 | レス:0
(2006/01/11(水) 20:26)

 hana-bira
hana-birahana-bira
アンダーグラフ 真戸原直人 谷口奈穂子


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

アンダーグラフのシングルです。
ちょっと古い曲ですが、今はまってます。


いつも変わらない二人でいよう そんな事考えてた僕に

「綺麗に見える場所じゃなくていいよ」って
「二人でいれたらいいから」って

はじけて消えたhana-bira 君が照らされた 僕はそれ見てた





未分類 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2006/01/10(火) 07:19)

 渋谷ではたらく社長の告白
渋谷ではたらく社長の告白渋谷ではたらく社長の告白
藤田 晋


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

藤田晋さんが自身の半生を綴った作品です。下済み時代を経験し、サイバーエージェントを設立してから、ITバブル崩壊による苦境を経て、現在にいたる経緯を藤田さんの視線で描いたノンフィクション。

藤田さんの考え、哲学、信念が詰まった一冊だと思いました。あの時、どんな考えで、どういう風に行動を取ったのか、鮮明に書かれていました。「21世紀を代表する会社をつくる」という強い信念のもとに、時代の先頭を駆け抜けた藤田さんは素直に凄いなと思いました。

途中、「感性を磨くために、映画を沢山見ろ。本を沢山読め。」というくだりがあったんですが、まさしく自分が大学時代にやってきたことじゃんって思いました。これを励みに今後も続けていこうと思います。ただ好きだからやってきたことがいつか役立つときが来るかもしれませんw

本書では、今をときめく堀江貴文、三木谷浩史、村上世彰などの超著名人がたびたび登場してきてきます。そこら辺の絡みなんかは面白かったです。

ただ、もう少し、藤田さんの経営理念などもう少し深い話を取り上げて欲しかったです。少なくとも本書を読む限りでは、「とりあえず、ネットブームに乗って、儲かりそうなビジネスをひたすらやっていこう」みたいな行き当たりばったりでやってきたように感じられました。

ストーリーの迫力や臨場感、現場の実情、喜びや苦しみの伝わりやすさなどの点を考えたら、以前読んだ板倉雄一郎さんの「社長失格」の方が全然面白かったです。




読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2006/01/09(月) 09:10)

 グローバリゼーションとは何か
グローバリゼーションとは何か―液状化する世界を読み解くグローバリゼーションとは何か―液状化する世界を読み解く
伊豫谷 登士翁


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

現代のキーワードである「グローバリゼーション」を多角的な視点で解説した本です。中身はとても難しかったですが、勉強になりました。

グローバリゼーションとは、政治・経済・社会活動の連鎖が、世界規模になり、諸々の国家や社会の内部と相互間で、相互浸透の深化と多様化が生起し、国家の境界そのものが曖昧となり、国家の枠を越えた現象が様々に進行する過程のことである。(参照)

この言葉が生まれた背景には、メディア・IT・輸送技術の急発や達規制緩やにより地球上の時間と空間が著しく圧縮されたことがあげられます。これは、社会主義体制や冷戦体制の崩壊、市場経済の拡大、多国籍企業や国際資本の活発化につながりました。

現在、グローバリゼーションに関して、2つの考えが対立しています。それは

「民営化や規制緩和を積極的に推進する国家官僚、IMF、世界銀行、世界企業の経営者は、ごく限られた英米の大学出身者であり、価値観や生活様式を共有している。グローバリゼーションは、彼らのような経済発展を先に成し遂げた者に、世界的権力がさらに集中していくシステムである。」という反対派の考えと、

「グローバリゼーションによって、世界は目覚しい発展を成し遂げてきた。さらなる世界的発展のためにも、生産手段・サービス・資本・労働力などを世界的に統合し展開していくことが重要である。」という肯定派の考えです。

本書で著者は中立的な立場をとって見解を述べています。確かに、グローバリゼーションによって、世界が急速に発展したことは間違いないですし、しかし、それが貧富の差拡大や環境問題、テロなどを引き起こしている要因でもあることも間違いないと思います。要するに、反対派の意見も肯定派の意見もどちらも正しい。このあたりは、物凄く考えさせられました。

経済的に成功している人や企業ってのはそれなりに知識があり知恵があって、そして厳しい競争の中で勝って成功しているのであって、こういった人達がいるから経済や国や企業は発展します。過度に自由競争を制限すれば、活力を失い経済の発展は鈍ってしまいます。

現代社会において、英米の有名大学で学んだ人の企業が金持ちになる。すると、その企業は結果的にその国を豊かにする。そして、その豊かな国に生まれた人達ってのは、有名大学に行ける。先進国はこういった好循環にあります。逆に、最貧国の人達は、大学に行って学ぶことも出来ない。どのような仕組みでお金が集まるのか、どうやったら稼げるのかを知ることが出来ない。結果的に、先進国のカモみたいな存在になってしまう。最貧国に住んでる人のほとんどがそのことも知らないのかもしれない。というか、日々生きるので瀬一杯でそんなこと考える余裕なんてないのかもしれない。

富が富を生み、貧困が貧困を生むという格差の再生産は大きな問題だと思います。

私が最近気に入っている「無知による機会損失は計り知れない。」という言葉は、この話にも当てはまります。フィナンシャルリテラシーの格差が、ゆくゆく回りまわって貧富の格差につながってしまうんだと思います。先進国がやらなければならないことは、経済や資本の援助ではなく、最貧国の子供達に「学べる場所と環境」を提供してあげることじゃないかと思いました。

ようするに重要なことは、教育の不平等が原因で途上国や最貧国に「機会(チャンス)」が与えられていないことだと思います。ただ、これもIT技術の発展などによって序々に埋まっていくでしょう。また、グローバリゼーションが進めべ、賃金が低い国への企業進出が進み、それがやがてはその国の所得を上昇させると思うので、私は、どちらかというと肯定派ですね。ただ、ミッキーマウスやハリウッド映画じゃないけど、文化の面まで西洋の文化が世界を席巻してしまうのはどうかなと。

難しい本でしたが、色々考えさせられました。上に書いたようなことは本書において表面的な部分にすぎず、実際にはかない濃い話が展開されていました。所得の格差の話などは日本の現状ともシンクロするところがあって参考になりました。

本書を読みながら、ふと以前にinatoraさんがおっしゃっていた以下の言葉を思い出しました。

「経済学的合理性を持つことは投資やビジネスで成功するためには不可欠な要素の一つかも知れないが、それが過度になりすぎると今後は社会的合理性を損なうために思わぬ損失を被る可能性がある。」<





読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2006/01/08(日) 01:17)

 オーネックスを売却。

オーネックスを売却しました。

オーネックス売買(12/5〜1/6)買値    売値     上昇率   確定損益 
988円  1320円  33.6%  +332000円

オーネックスに関しては、「事業の好調さに比べて割安」という見方はまだ変わっていないので、決算発表前の株価次第では再度購入するかもしれません。

売却理由は、オーネックス分析時の「株価のシナリオ2(合格ライン)」に達したことと、オーネックスより有望な銘柄を見つけたからです。それと思ったより出来高が増えなかったことも理由のひとつです。


投資 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:8
(2006/01/06(金) 11:25)

 A HAPPY NEW YEAR !

みなさん、明けましておめでとうございます!
そして今年もよろしくお願いします♪

年初から飲み会&カラオケ&ダーツと、未だに浪費ぐせが直っていないmasatoです。おかげさまで、お年玉が一気にぶっ飛びましたw

さてさて、今年の自分のスローガンですが

「いっぱい遊んで、いっぱい学ぶ。」

これにしたいと思います。

写真に映画に麻雀にスノボに読書にビリヤードとやりたいことが多すぎだし、今年は更に、ダーツと旅行をしていこうと思っています。(そのためにオールの麻雀とカラオケは少し減らしますw)

とりあえず、残り少ない大学生活を死ぬほどエンジョイしてやります!


最後に、みなさんにとっても、今年が素晴らしい1年になりますように。


ミッキー
FX7

未分類 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:6
(2006/01/03(火) 09:53)

Copyright © 2004 ↑College Life 〜今を生きろ〜. All Rights Reserved.
Powered By FC2BLOG / PHPウェブログシステム3 / ネットマニア