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今、世界で起きている「ゆっくりではあるが、確実に社会を変えていく本当の変化」を、包括的にわかりやすく解説している本です。その大変化は、もはやインターネットの世界での話にとどまらず、私達が生きるリアルな世界にも大きな変化をもたらすということを身近に感じさせてくれる本です。
ITの発展・進化というと、「急速・劇的」というイメージが強いですが、それを著者は「これから起こる大変化は、長い時間をかけて緩やかにおこるものである」と言っているのが大変興味深かったです。
グーグル、Web2.0、国民総表現社会、ロングテール、不特定多数無限大、群集の叡智、オープンソースといった最先端の考え方・概念は、とても斬新でためになりました。また、そういったネット世界の最先端の考え方をただ解説するだけではなく、著者は日本の社会への熱い思いを語っています。その姿勢にも共感する部分が多く、いい本だなと思いました。
次の文章が、著者の伝えたいメッセージの本質を突いていると思うので抜粋します。
日本もそろそろインターネットの「開放性」を否定するだけではなく、それを前提として「巨大な混沌」の「善・清」の部分、可能性を直視する時期に来ているのではないか。
個人的にはオープンソースの話や群集の叡智の話が面白かったです。オープンソースの本質やグーグルを超優秀な成長企業に押し上げた仕組みなどは、IT企業に限らず全ての企業の将来像にも重なるところがあるのではないかと思いました。
モチベーションの高い優秀な才能が自発的に結び付いた状態では、司令塔にあたる集権的リーダーシップが中央になくても、解決すべき課題に関する情報が共有されるだけで、その課題が次々と解決されていく。
最近、就活をしていて思うことは、どの企業も「優秀な人材」を必至になってかき集めようとしているなって感じがします。(まさに「人財」ですねw)たぶん、上の文ようなことが自然に行われる企業が理想の企業であるということを、たとえ意識していなくても、無意識のうちに、優秀な経営者は気がついているのでしょう。
そんなことを考えていたら、ふとサッカーのブラジル代表のことを思い出しました。まさに「優秀なプレーヤーが自発的に結びついているチーム」だと思うんですがどうでしょうか・・・?そんなチームがもし実在するのであれば、どんなに効率よく組織化されて、どんなに優秀なリーダーが率いるチームでも太刀打ちできないはずです。だって、試合中でさえ瞬時にチームの課題が解決されてしまうんですもん。
と、グーグルとブラジル代表の奇妙な共通点を見出して終わりにします。mixiやブログを使っている人、Amazonで買い物をしてる人なんかは読んでみると面白いと思います。
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