↑College Life 〜今を生きろ〜
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masato
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「無知による機会損失は計り知れない。」

機会損失とは、仮にある行動を取っていたら生まれたであろう利益を享受できないという損失のことを言う。

一生という限られた時間の中で、どうせなら最高の人生を送ってみたいじゃん。みんなもそう思うでしょ??

価値観は人それぞれだと思うけど、俺は、自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
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 バブルの歴史
バブルの歴史―チューリップ恐慌からインターネット投機へバブルの歴史―チューリップ恐慌からインターネット投機へ
エドワード チャンセラー Edward Chancellor 山岡 洋一


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なぜ、人は愚直なまでに歴史を繰り返すのか?このことが気になったので読んでみました。本書は、17世紀オランダのチューリップバブルから20世紀末の日本のバブルまで、9つのバブルとその崩壊の歴史を解説したもの。

とても面白い本でした。著者は「バブルは繰り返す。バブルの当事者達は、今回だけは違う、自分だけは間違っていないと言いながら、(歴史が変わっても)全く同じ行動を繰り返している」と主張しています。

バブルに関わる人全てが(それが著名な経済学者であっても)、まるで操り人形に操られているかのように、歴史が変わっても同じ主張をしたり行動をしている様はとても興味深かったです。資本主義の性質と、人の富への欲求と、群集心理という歴史的に不変な3つのものがかけあわさってしまうと、バブルは避けがたい現象なのかもしれません。

株式市場は資本の効率的な配分を果たす、大まかに言えば正しそうなその理論も、バブルという魔物が絡むと机上の空論になってしまうようです。鉄道が必要もない場所につくられ、上場する必要のない企業が当事者利益のためだけに上場したり・・・、例をあげればきりがなさそう。バブルの崩壊とは、人のそういった間違った行動を正すための体罰のようなものなのでしょう。

もちろん、人はその体罰で受けた痛みでさえ、すぐに忘れてしまうようですが・・・。ガルブレイスの「金融上での人の記憶は二十年しかもたない」という言葉を思い出してしまいました。

本書を読んだからといって、投資に役立つということは断じてないですが、投資や金融に関わる人全ての人におススメの本です♪


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(2006/06/29(木) 16:08)

 残りの大学生活を有意義に・・・、みんな協力してw

最近、めっきり気力と体力が衰えていたんだけど、
「のだめカンタービレ」を読んだらなんか元気が出てきた。
俺もガンバろ!!

とりあえず、ぐーたらな生活を直さなきゃ。(まずは睡眠と食事から)
それとマジで卒論と簿記を勉強しよう!

あと誰でもいいんで、麻雀と飲みとガンダム以外で俺を遊びに連れて行ってください。北海道でも沖縄でもハワイでも何処へでもついていきます♪

モラトリアム
Nikon U + Nikkor 28〜80mm F3.3〜5.6G

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(2006/06/27(火) 14:20)

 フェルマーの最終定理
フェルマーの最終定理フェルマーの最終定理
サイモン シン Simon Singh 青木 薫


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「 n≧3である整数nに対して、X^n+Y^n=Z^nを満たすような自然数X、Y、Zは存在しない
私はこの命題の真に驚くべき証明を持っているが、余白が狭すぎるのでここに書くことはできない 」

17世紀にフェルマーが残した上の内容のメモ、いわゆる「フェルマーの最終定理」は1995年にアンドリュー・ワイルズが証明するまでの360年間、数学史上最大の難問となっていた。本書は、そのフェルマーの最終定理に魅せられた数学者達のすさまじくも壮絶なドラマと歴史を描いたノンフィクション小説。

めちゃくちゃ面白い本でした。最近読んだ本の中ではピカイチです。「小学生でも理解できそうな上の命題が人類史上最大の難問となっていた」なんてとてもドラマチックじゃないですか。

最終的にこの問題を解いたワイルズは後のインタビューでこう語っています。

「子供のころに出会って以来、私はフェルマーの最終定理に夢中でした」

数学の問題が解けたときの喜びを味わうために、人生をかけてしまう。とても純粋なその動機に、数学の魅力、そしてこの話の美しさが凝縮されている気がします。

また、紀元前のピュタゴラスから始まる壮大なストーリーが、物語終盤でワイルズがこの定理を証明するシーンをとても感動的なものにしてくれています。思わず目頭が熱くなりました。

最後にワイルズが語った以下の言葉が心に残りました。

大人になってからも子供のときからの夢を追い続けることができたのは、非常に恵まれていたと思います。これがめったにない幸運だということはわかっています。しかし人は誰しも、自分にとって大きな何かに本気で取り組むことができれば、想像を絶する収穫を手にすることができるのではないでしょうか。

「自分にとって大きな何かに本気で取り組む」。やっぱりみんな同じこと言うんですね〜。納得。

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(2006/06/26(月) 14:27)

 「知」のソフトウェア
「知」のソフトウェア「知」のソフトウェア
立花 隆


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1984年に発刊され、今なお多くの人に影響を与え続けている本だということなので読んでみました。日本を代表するジャーナリストである著者が、情報の取捨選択術および整理整頓術を説いた一冊。

その道の人向けに書かれた本なのか、かなり実践的な内容が多くて平凡な大学生が読むには少し退屈な内容でした。

それでも、名著と言われる所以でしょうか心に残るようなフレーズがいくつかありました。僕が印象に残ったのは下の文章です。

人は自分が信じたいことはたやすく信じてしまうものである。信じたいことなら、未確認情報でも、つい真実だと思い込んでしまう。逆に、信じたくないことなら、なんとかしてその情報が真実ではない証拠を探そうとする。誰でもそうした偏見から逃れることは難しい。

更に重要なのは(そこまでは書かれていなかったけど)、それが繰り返されることによって、自分の信じているものはより正しいと思うようになり、強化された信念によって自分の価値観および世界観そのものがつくられるということです。

そのくだりを読みながら、トヴォルスキーの「私たちの脳は、厳密な言い方ではいが、自分でそう思い込んだ状況を十分説明できる証拠を用意するようにプログラムされている。」 という言葉を思い出しました。

信じることと疑うことを高いレベルで両立するってのはとても難しい…。


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(2006/06/24(土) 07:27)

 スプートニクの恋人
スプートニクの恋人スプートニクの恋人
村上 春樹


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スプートニクとは「旅の道連れ」という意味を持つロシアの人工衛星。

そのスプートニクという言葉が物語のキーワードとして幾度も(しかもいくつかの異なる意味を持って)登場してきます。主人公の愛する女性すみれが旅をして行方不明にるというストーリーにしても、このスプートニクという言葉とかけられているんでしょう。

珍しくこの小説に限って、いたるところで深く考えてしまったり、同じところを何度も読み返してしまうことがありました。けど、普段ならイライラするようなそういった動作も嫌に感じることは全然なくて、むしろ心地良く感じられました。どうやら、村上マジックにはまってしまったようです。

多くのファンを魅了する村上春樹の魅力がなんとなく分かったような気がしました。そして、自分も例に漏れずファンになってしまいましたw他の作品も読んでみようと思います。

何がいいかな?海辺のカフカとかは家にあるんだけど…

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(2006/06/23(金) 02:08)

 海の向こうで戦争が始まる
海の向こうで戦争が始まる海の向こうで戦争が始まる
村上 龍


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ある男がコカインを吸い、幻想を見てしまうことから話しは展開されます。その幻想の中では戦争が起こり、人や動物が残酷に殺されていく。文面から目をそらしたくなるほどのエグイ描写が随所に見られました。

コカインによって自己の意識を解放した結果、戦争の幻想を見てしまうという物語を通して、村上龍は「人は戦うことを潜在的に欲している」とでも言いたいのでしょうか?

「争うことをやめられない」というのが人間の性なら、それを多くの人がきちんと認識するべきでしょう。「学ぶことが出来る」というのが、人間の人間たる所以なのだから。同じ過ちを繰り返すなんて、そこら辺のカラス以下です。

そりゃ短期的に見れば、テポドンだのイラク戦争だの多少の間違いは起こすかもしれない。けれど、ホントに長い視点で見たときに、大まかに言えば世界は良い方向に向かっているんだと信じたいものです。

人はそこまでバカじゃないと僕は思っていますが、実際問題どうなんでしょうか。気になるところです。


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(2006/06/21(水) 11:14)

 新ネットワーク思
新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く
アルバート・ラズロ・バラバシ 青木 薫


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複雑すぎる世界を理解するためには、世界を構成する各々のパーツを理解するだけではなく、そのつながり、すなわちネットワークの視点から考えることが必要であると、ネットワーク思考の重要性を説いた一冊。

「すべてのものはリンクしている」

上の言葉の意味と重みが凝縮されたような本でした。世界中の誰とでも6人を介せばつながることができるという「6次の隔たり」(参照)の話しに始まり、生命活動、企業活動、生態系、インターネット、グローバル経済、テロ組織など幅広い分野にわたって、ネットワークが大きな役割を果たしていると著者は主張しています。

例えば、企業活動について言えば「自社の直接的損益だけしか考えない自己中心的なスタンスではダメだ。ひとつのノード(企業)の振るまいが他のノードにも影響を及ぼすせいでネットワーク全体がゆらぐことを理解する必要がある」としていて、自己中心的な思考のせいで失敗してしまった企業をいくつかあげていました。

僕達が住む世界では全てのものがリンクされていて互いに影響を及ぼしあっている。

良くも悪くもそこには誰もが想像出来ないような大きな可能性が秘められているんでしょうね。翻訳も素晴らしくて面白い本でした。


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(2006/06/20(火) 06:25)

 流星ワゴン
流星ワゴン流星ワゴン
重松 清


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仕事にも見放され、家庭も崩壊、人生どん底の父親カズが「もう死んでもかまない」と思ったところから話は始まります。一時的にだけど過去に戻る事が出来る。そんな奇妙な体験をしながら、カズは過去を見つめ直すことによって、少しずつ現実を受け入れていく。

「分かれ道はたくさんあるんです。でも、そのときにはなにも気がつかない。」

ホントにそうなんだよな。そのタイミングで小野伸二を入れたら残り10分で逆転されるなんて、その時は誰にも分からないって。試合が終わったときに「あ〜、あそこが分かれ道だったんだ」って気がつく。

サッカーの試合に限らず、人生ってそんなことのの繰り返しだと思う。

誰もが、その時は良かれと思って行動してる。でも、うまくいく時とそうでない時ってのはどうしても出てきてしまう。ここまでは、誰でも一緒のはず。

けど、例えその結果が絶望的なものであっても、それをありのままに受け入れられる人とそうでない人ってのは確かにいると思う。もう出てしまった結果は変えられない。それはそうなんだけど、それをどう受け取るのか。これがこの小説のテーマになってる気がする。

「変えられないもの」と「変えられるもの」。2つに分けられるとしたら「現実そのもの」は前者であり、「自分の考えや気持ち」は後者。

同じ状況でも「もう死んでしまおう」と思う人と、「まだ何とかなるさ」と思う人では、その先の未来は大分違ってくるはずです。

人生は分かれ道の繰り返し。そのことを考えれば、「結果自体」ももちろん大事ですが、それ以上に「結果をどう受け取るか」が重要になってくるんだなぁと、しみじみ思いました。


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(2006/06/16(金) 09:28)

 考える技術・書く技術
考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則
バーバラ ミント Barbara Minto 山崎 康司


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マッキンゼーでライティングのプロとして活躍した著者が、「読み手に、効率よく分かりやすく伝えたい事が伝れられる文章を書く技術」について説いた一冊。

多くの方が賞賛しているように、僕も素晴らしい本だと思いました。「人はこう考えるようにできているからこう書いたほうがいい」みたいことを多くの具体例を踏まえながら分かりやすく説明してくれています。(ただ、本書を読んだだけで、上記の技術が身につくかといえば疑問で、この本の関連図書や練習本なんかと合わせて本格的に訓練しないとなかなか難しいと思います。)

著者が言うには、「人は自動的に、情報をピラミッド構造に整理してから理解している」そうです。そういった理由から、少しでも読み手の労力を減らすように、ピラミッド構造で物事を整理してから、記述することが良いとしていて、その技術について説明しています。

人が頭の中で情報を理解するのに通る道筋に沿って、文章を書き進める。ピラミッド構造であるその技術を簡単にまとめると以下のようになっています。

まず「主題」を述べる。そして、それについて読み手が抱くであろう「疑問」に対して、次の階層で「答え」を書く。そして、その「答え」に対して読み手が抱く「疑問」について、一つ下の階層で答える。以下、それを繰り返す。決して、読み手が「疑問」を抱く前に、その答えを書いてはならない。また、同じレベルの階層にあるものは、論理的に何かしら規則によって並べられている。また、どのレベルのメッセージであれ、それはその下の階層にあるいくつかのメッセージを要約しているものでなくてはならない。

大まかに言うとそんな感じです。(少し大雑把過ぎたかな)まぁ、細かいところは本書を参照してください。

まだ自分のレベルでは「どう書くか」よりも「何を書くか」の方が大事だと思ってるので、そういった意味では少し早まったかもしれません。社会人になって必要に迫られたら、本書をもう一度読んでみようと思いました。

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(2006/06/15(木) 03:42)

 ALWAYS 三丁目の夕日
 ALWAYS 三丁目の夕日

監督:山崎貴
出演:堤真一
   吉岡秀隆
   小雪
   薬師丸ひろ子
   掘北真希





 ストーリー
舞台は、まもなく東京タワーが完成しようとしている昭和33年の東京。夕日町三丁目の小さな町工場、鈴木オートに六子(掘北真希)は就職することに。鈴木オートの向かいで駄菓子屋をする茶川(吉岡秀隆)は、少年誌に冒険小説を投稿する日々。そんな茶川はある日、酔った勢いで身寄りのない少年を預かってしまうことに。

 感想
縁もゆかりもない人たちが、時には助け合い貧しくも日々幸せに生きる姿を描いた人情ドラマ。レトロな町並みに堤真一と吉岡秀隆の泥臭い役が妙にマッチしていました。そのためか、下町の人情臭さが画面からストレートに伝わってきて、これが映画の魅力になっています。
うるっとさせられる場面もあってそれなりに楽しめました。

 満足度85
 おススメ度:★★★


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(2006/06/14(水) 08:46)

 キング・コング
 キング・コング

監督:ピーター・ジャクソン
出演:ナオミ・ワッツ
   ジャック・ブラック
   エイドリアン・ブロディ







 ストーリー
1933年ニューヨーク。野心家の映画監督カール・デナムは、かつてない冒険映画を撮り、映画界をあっと言わせたいという野望を持っていた。ある日、脚本家のジャックと美しい新人女優アンを誘い、撮影クルーとともに航海に乗り出す。船が到着したのは、幻と呼ばれていた孤島だった。樹木がうっそうと生い茂る中で、島に生息する想像を絶する生き物たちを目撃する。

 感想
まるで、『インディジョーンズ』と『ゴジラ』と『美女と野獣』を1時間ずつ結合したかのような作品。精巧で迫力のある映像とは裏腹に、ストーリー展開にかなりの無理があった気がします。だいたいあんな怪物が、他の人間はなぎ倒すのに、美女のアンには一目惚れするという設定がおかしい。まぁ、猿もいっぱしの面食いだったってことで納得するか。正直、あんまり面白くなかったです。

 満足度72
 おススメ度:★


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(2006/06/14(水) 08:46)

 十八の夏
十八の夏十八の夏
光原 百合


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表題の『十八の夏』と『ささやかな奇跡』って話が良かったです。どちらも爽やかな恋愛小説でした。

「俺って18の頃、何してたっけ?」って思いながら読んでいました。思い返してみると自分の18には爽やかさなんて微塵もないと気がつくと、少しため息も出ましたが、それでも小説のラストが素晴らしくて最後は清々しい気分にさせてくれました。

いつの間にやらもう22か。まだ気持ちだけは18なんだけどな。

もし、18に戻れるならこの小説の主人公のように爽やかな春の風が吹く土手をランニングする…わけないか。

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(2006/06/13(火) 19:13)

 ピーターの法則
ピーターの法則ピーターの法則
ローレンス・J・ピーター レイモンド・ハル 渡辺 伸也


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思わず納得させられる面白い法則について書かれた本。世の中の本質をうまく突いたその法則とは以下のようになものです。

階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。

               ↓その結果

あらゆるポストは、職責を果たせない無能な人間によって占められるようになる。(実際の仕事はまだ無能レベルに達していない従業員によって遂行される)

ようするに、時間と階層が十分にあるならば、人は行き着くところ(=その人が無能になるところ)まで昇格して、そこに留まる。これが繰り返されると、やがてあらゆるポストは無能な人間によって占められることになるということです。

なんとも分かりやすい法則です。この法則はどんな場所、組織にでも例外なく当てはまり、この法則から逃れられる方法はないと著者は説いています。

確かに、組織の内部にだけ目を向ければ素晴らしい法則だと思いました。しかし、競争力のない企業や組織は淘汰されるという資本主義の性質上、外部からの競争にさらされた場合には理屈的に成り立たなくなってしまうはずです。

あ、でも競争にさらされていない組織=官僚達には当てはまるのか。東大出の超優秀な人達が、談合やら天下りやらを辞められない無能の集まりになってしまう理由の一片が垣間見れた気がします。

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(2006/06/11(日) 16:15)

 陰日向に咲く
陰日向に咲く陰日向に咲く
劇団ひとり


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劇団ひとりの処女作。どうやら相当売れてるらしい。

決して表舞台には立ちそうにない5人の人生の陰と日向を描いた5話の短編集。それぞれの話が絶妙とはいかないまでも奇妙につながっていて読後に、読者の想像を駆り立てるようになっています。

「次の作品が出るなら是非読んでみたい」ってのが率直な感想です。くすっと笑えもするし、じーんと感動もする場面もあって、なかなかいい作品だなと思いました。また、話のオチがしっかりしてるところなんかはさすがだなぁって感じがします。

次の文章表現が印象に残りました。

生きているだけで死にそうになる

当たり前のようにそこら辺に存在する小さな悲しみや笑いや感動を伝えてくれる劇団ひとりの才能には正直びっくりしました。ホントに芸人かよ?どこで学んだんだろう?ちょっと不思議になります。

それまで全く出合った事がない赤の他人がひょんなことで、相手の人生に大きな影響を及ぼしてしまう。そんなことがこの小説ん中では幾度となく起こります。でも実際、よくよく考えてみると人生ってそんなものなのかもしれません。


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(2006/06/10(土) 04:37)

 空中庭園
空中庭園空中庭園
角田 光代


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美しい淡いブルーの表紙に魅せられて衝動買いしてしまいました。郊外に住むフツーの家庭の陰陽を6人の異なった視点から描いた作品です。

「何事もつつみかくさず、家族で分かち合おう」

そんな誠実で潔い京橋家のモットーが、逆に物語の陰湿な面を強調している気がします。

はたから見れば一つの家族。だけど家族一人一人の目にそれは全く別のものとして映っている。当たり前のことなんだけど、忘れがちなんだよなぁ。そういうことって。

ただ、そのことを家族を構成する当の本人達は気がつかない。著者の手を借りた私達読者のみが知ることが出来る。(ここら辺が、この小説の醍醐味だと思います。)

そもそも家族って一体なんなんだろう?登場人物の1人はこんな風に言っています。

家族ってのは電車に乗り合わせるようなもの。こちらの選択権のない偶然で一緒になって、よどんだ空気のなか、いらいらして、うんざりして、何が起きているのかまったく分からないまま、それでもある期間そこに居続けなければならないもの。

これをどう感じるかは人それぞれだと思うけど、家族ってのは実態のないものってのは確かなことだと思いました。

ちょっぴり暗いムードで語られるこの作品を読むと、家族ってのは空中に浮かぶ庭園のように幻想的で脆いものなんだよってことを否が応でも認識させられます。

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(2006/06/08(木) 06:07)

 ウエンスタインのテクニカル分析入門
ウエンスタインのテクニカル分析入門 ― ブルでもベアでも儲けるプロの秘密ウエンスタインのテクニカル分析入門 ― ブルでもベアでも儲けるプロの秘密
スタン・ウエンスタイン Stan Weinstein 長尾 慎太郎


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マーケットが投げかけてくれる手がかり(=ブレイクアウト・ブレイクダウン・トレンド・出来高)を見つけ出し、それに忠実に従ってトレードする。これが本書の言いたいことだと思います。出来高と売買のタイミングについて学びたかったので参考になる部分は多かったです。

話の本筋ではないのですが「大衆の逆を行く」という項目の"逆張り理論"の話がとても印象に残りました。この理論は次のような人の性質を逆手に取った投資手法になります。

人々は大勢に従っているときに最も安心する。この理由によって、投資家は多数意見を形成する。彼らは相互に信念を強化し合い、それと異なった結論を排除する。

このような人の性質により、(特に相場の最終局面で)一方的な意見形成されるようになります。2005年下半期のあの総楽観のコンセンサスもこれにあたると思います。

そして、相場の世界では、みんながみんな強気になっている状態は、大勢が同じポジションを取っているということにつながり、それ以上に買いに向かう人がいなくなってしまうことになります。よって、買う人がいなければ必然的に相場は下落していくことになります。その逆もしかりです。

以上のようなことから、逆張りは有効な手法であると説明されています。また、逆張りに有効なシグナルを探すには、皮肉にも「金融関連の新聞や雑誌に目を向けるのがよい」としていて、以下のように言っています。

(新聞や雑誌の)記者達は自ら(逆張り投資の)指標になろうとしているわけではないが、実際にはそうなるのだ!彼らは販売部数の向上を目指しているので、的確なポイントを突きたいと考えている。もし大衆がいらいらしていると感じたなら記者達は恐怖を目玉記事にする。一方で、強気なときには楽観的な見出しが確実に急増する。

上にも書きましたが人にはどうしても他人の意見に影響を受けてしまう性質があります。多くの情報のフィードバックが進むにつれて大衆は一方的な意見形成をするのです。その時点が天井であり、また大底であるということです。

意見の多様性・独立性が保たれていない状況というのは、組織にとって(参照)だけでなくマーケットの世界でも大きな間違いを生むんですね。面白い。

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(2006/06/07(水) 12:57)

 川の深さは
川の深さは川の深さは
福井 晴敏


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あまりの面白さに、バイト中でしたが夢中になって一気に読んでしまいました。
話の大筋はこんな感じです。

オウム真理教および地下鉄サリン事件を彷彿とさせる事件を発端に話は始まります。ビルの警備員をして生活を営んでいた桃山はひょんなことから事件に巻き込まれてしまう。事件の中心人物である増村保と関わりあっていくうちに情熱的であったかつての自分を取り戻していく。一方、事件は次第に思わぬ展開を見せていく。己の利権を守ろうとする各省庁、そして核査察を要望するアメリカとそれを拒否したい北朝鮮、事件を外交カードに使いたい日本政府。事件の裏で、さまざまな思惑が交錯していた…。

用意周到に張り巡らされたシナリオ、壮大なスケール、人間味あふれる登場人物といった魅力にとどまらず、話の奥底には、腐敗しきった国家権力の現状と、それに伴う日本の安全保障問題が描き出されていて、単なるフィクションで終わらせるにはもったいない作品です。

また著者の日本社会に対する洞察も鋭く、それが物語を骨太にしています。それについて印象に残った文を一つ抜粋してみます。

社会の変革からも取り残された結果、無意味で形骸と化した制度。そんなものはいくらでもこの国に残っている。役人はとかく変化を嫌う生き物で、制度を変えるには莫大な時間と、利権のみが動かし得る人脈が必要とされる。政権が替わり、経済体制の根本が疑われる時代になっても、その体質だけは変わりようがなかったこの国。

そして、見所はなんといっても桃山と保を中心とする登場人物による熱いヒューマンドラマです。素直に感動させられました。淡々と毎日をやり過ごし、ホントに生きているのかも疑わしい日常から、かつてのように強い意志と使命感に満ちた時間を取り戻す桃山の姿に感情移入した方も多いんじゃないでしょうか。

目をつぶって自分の前に流れる川を想像したときに、その川の深さでその人の情熱度が分かるという。もちろん桃山も保も「肩まで」と答え、情熱過多・暴走注意の烙印を押されます。

「どんなに汚されていても、流れ続ける川には未来がある。」

上の言葉がやけに心に残りました。いくつになっても忘れてはいけないもの、それを気がつかせてくれた作品です。


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(2006/06/05(月) 09:36)

 CUBE ZERO
 CUBE ZERO

監督:アーニー・バーバラッシュ
出演:ザカリー・ベネット
   デヴィッド・ヒューバンド
   ステファニー・ムーア
   マイケル・ライリー






 ストーリー
殺人トラップが仕掛けられた立方体“CUBE”の管理と被験者の観察を行う職員のウィンは、ある日被験者の女性レインズに興味を抱く。CUBE内部。レインズが目覚めると、そこには同じく囚われの身となっていた男女がいた。そのうちの1人が自分を襲った部隊の一員だったことから彼女は憎悪をあらわにするが、全員で脱出を試みる。一方、罪の意識に耐えかねたウィンは、レインズを救出するため自らもCUBEに侵入するが……。

 感想
CUBEにまつわる数々の謎が今作で全て解明…、とはいきませんでした。
それでも「謎は謎のままに終わらして鑑賞者の想像力を刺激する」っていうCUBEシリーズの良いところはきちんと受け継がれていたので、それなりに楽しめました。が、映画としては、CUBEファンの方以外におススメできるようなものではないと思います。

 満足度76
 おススメ度:★


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(2006/06/04(日) 07:55)

 本を読む本
本を読む本本を読む本
モーティマー・J. アドラー C.V. ドーレン Mortimer J. Adler


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1940年にアメリカで刊行されて以来、世界各国で翻訳され読みつがれてきた名著だということなので読んでみました。本を読むということの意味、正しい本の読み方、優れた本の読み方などを説いた一冊です。

本書では、初級読書・点検読書・分析読書・シントピカル読書という4つの本の読み方ついて解説されていてます。そして「本の内容に適した読み方をすることが重要である」と説いています。内容のほとんどは当たり前のことを言っているので面白味はなかったです。

印象に残った文章は

相手の考えを変えようとするからには、自分にもその用意があってしかるべきである。自分の誤りや無知もまた認められるゆとりが必要である。

人間は情熱と偏見の動物である

自分の考え(偏見)に縛られることなく、これからも読書を通じていろいろ学んでいこうと思いました。

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(2006/06/03(土) 11:09)

 GOAL!
GOAL!
GOAL!
監督 :ダニー・キャノン
出演:クノ・べッカー
    スティーヴン・ディレイン
    アンナ・フリエル







 ストーリー
メキシコ人であるサンティアゴはロスに暮らす20歳の青年。昼は父と共に庭師として働き、夜もアルバイトをして生計を立てていた。地元サッカーチームのスタープレイヤーでもあるサンティアゴは、プロ選手を夢見て密かに貯金もしていた。そんなある日、元英国ニューカッスル・ユナイテッドのスカウトマンと名乗る男と出会う。サンティアゴは、その男からロンドンへ行きプロテストを受けるよう強く薦められるのだった。

 感想
なかなか面白かったです。
貧しい青年が度重なる苦難を乗り越えて、夢を実現するという分かりやすいサクセスストーリー。障害となる苦難も、いじめ・喘息・裏切り・父の死と目新しいものは一切なし。それでも、楽しめた理由は、展開と映像の両方に現実味があった(FIFA公認映画だから?)ので主人公に感情移入しやすかったのと、背後に流れる音楽が良かったからだと思います。
続編も是非見てみたいんですが、レアルの宣伝映画になってしまうんではないかと少し心配しています…。

 満足度80
 おススメ度:★★★


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(2006/06/02(金) 12:58)

 笑の大学
 笑の大学

監督:星護
出演:役所広司
   稲垣吾郎
   高橋昌也
   






 ストーリー
舞台は戦時中の日本。国民の娯楽である演劇は規制され、台本も上演前に検閲を受けていた。そんな時代に、警視庁の取調室で笑ったことがない検閲官・向坂睦男と劇団「笑の大学」座付作家・椿一が出会う。向坂は、上演廃止にさせようと椿の台本に対して「笑」を排除するような無理難題を課していくのだが…。

 感想
今まで腹の底から笑ったことがなく、お国のために働いているという堅気な検閲官と、国の体制を批判し人を笑わせることが目標の喜劇作家の2人が次第に歩み寄っていくというストーリー。分かりやすくて誰もが楽しめる三谷幸喜らしい作品でした。役所広司の検閲官役がこれでもかってほどにハマっていて映画の見所になっています。
分かりやすすぎる展開のせいで、開始直後には先が読めてしまいました。もう少し波乱があってもよかったかなぁ。役者の演技を楽しむというスタンスでならそこそこ楽しめる映画だと思います。

 満足度80
 おススメ度:★★


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(2006/06/02(金) 12:58)

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