↑College Life 〜今を生きろ〜
    簡単なことなんだ。ものは心で見る。肝心なものは目では見れない。
  >> ホーム
  >> RSS
Profile
masato
Author:masato
「無知による機会損失は計り知れない。」

機会損失とは、仮にある行動を取っていたら生まれたであろう利益を享受できないという損失のことを言う。

一生という限られた時間の中で、どうせなら最高の人生を送ってみたいじゃん。みんなもそう思うでしょ??

価値観は人それぞれだと思うけど、俺は、自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
Category
Recent Entries
Recent Comments
Recent Trackbacks
Archives
Links
Search in the site
 ソフトバンク「常識外」の成功法則
ソフトバンク「常識外」の成功法則ソフトバンク「常識外」の成功法則
三木 雄信


Amazonで詳しく見る

ソフトバンク孫正義の直属の部下として働いていた著者が、孫正義という人物またはソフトバンクという会社について書いた一冊。

興味深かったのは数々の修羅場をくぐってきた孫正義の交渉力には、3つの原則があるという話だ。その3つの原則の最後が「大きなビジョンの参加者にする」というものであった。大きなビジョンに人は感動して動くというのである。Yahoo!BBにしても、vodafone買収にしても、多くの反対意見を押し倒して実行してしまう孫正義の意志の強さは間違いなく日本一だと思う。

そのように、孫正義はとても熱い人物であるが、その熱さがときには疎まれるときもあったようだ。そんな状況をソフトバンクではこのように言い表していたらしい。

「太陽に近づきすぎるな。太陽の熱でやけどする。遠ざかりすぎるな。熱が届かなくなり凍りつく。太陽からほどよい距離を保てば、地球のように生命が繁栄する。」

とりあえず、ソフトバンクには頑張ってもらいたい。レオスの藤野さんによると・・・

中国、インド、ベトナムなどはもちろん米国においても新しい会社がどんどん勃興している。日本は時価総額上位50社のうち、実質的にこの30年以内に設立された会社が2社しかない。それはヤフーとソフトバンクだ。どれも結局、孫さんの会社である。日本は30年間で時価総額50位のうち2社しか生まなかったのである。

日本は今後どうなってしまうんだろ。


読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:2
(2007/04/29(日) 12:07)

 金融立国試論
4334032877金融立国試論
櫻川 昌哉
光文社 2005-01-14

よく言われることだと思うが、アメリカは新しいものを採り入れ、古いものを捨て去るのが得意。その一方で、日本は成熟した技術を少しずつ改良するのは得意。両者は相反する特徴を持っているのだが、どうやらそれはその国の金融システムと大きな関係があるようだ。

2つの金融システム

金融システムは、証券市場を中心とした分権的なシステムと銀行を中心とした集権的なシステムの2通りに分けることができる。どちらのシステムが効率的かは議論の分かれるところであるが、その時代によって有効なシステムは異なるという。第二次世界大変後、銀行を中心とした金融システムとともに目覚しい経済成長を遂げたドイツと日本の経験から、銀行中心のシステムの優位性を主張する声が多かった。しかし、最近のアメリカ株式市場の活況は、市場型システムに対する再認識を迫る勢いがある。

銀行の働き

銀行を中心とするシステムの利点と欠点は表裏一体で存在する。それはどういうことか?銀行のシステムは情報生産機能であるといわれる。借り手企業と密接な案系を結ぶことによって市場では観察されない借り手企業の情報を蓄積したり、企業が支払不能になったときに効率よく債権処理を行うなど、さまざまな情報生産活動を送っている。また、銀行のもうひとつの機能として最近よく指摘されるのは、危機に陥った企業を救済する機能である。銀行を中心とするシステムに表裏一体の利点・欠点があると言ったのは、この部分のこである。

つまり、資金調達を株式市場や社債市場に依存している企業の債権は多くの投資家に分散しており、この企業が倒産寸前に陥ったとき、救済のためにこれら多くの投資家の意思を統一させることは難しい。これに対して、銀行貸出の場合、一般に大口の債権者は少数の銀行からなっているので、再建にあたっての利害の調整は比較的容易である。こういった銀行のシステムは、企業の存続をやみくもに伸ばす方向に働く。これが欠点にも利点にもなるのだ。最近は技術パラダイムの大幅な転換をともなう時代の流れの中で、銀行のシステムがもつ企業再生能力が裏目にでているとみることができる。

資本効率の悪い日本

日米の資本係数の推移これらのことは資本係数というものを見ても分かる。資本係数とは、一単位の産出量を得るのに必要とされる資本投入量のことであるが、ここに日米の資本係数の推移がある。これを見るからに90年代以降、資本効率が極端に低迷していることが分かる。市場経済がうまく機能していればこのような極端なことは起こらない。なぜこのようなことが起こったかというと、技術進歩とはまったく無縁の見込みのない業種に、銀行が延々とお金を貸し続けたからである。


読書 | 固定リンク | トラックバック:1 | レス:2
(2007/04/26(木) 00:25)

 次世代ウェブ グーグルの次のモデル
次世代ウェブ  グーグルの次のモデル次世代ウェブ グーグルの次のモデル
佐々木 俊尚


Amazonで詳しく見る

もはやウェブ上に有益な情報が満ち溢れていることを否定する人はいないだろう。しかし、そういった有益な情報をきちんと探し出せているのか、といったことに関してはまだ懐疑的な感はいなめない。つまり、これから問題となってくるのは「いかにして個人にとって有益な情報を見つけ出してくるか」ということになる。

そもそもウェブ探索におけるもっとも重要なツールは検索エンジンである。この覇権争い第一章はグーグルが制したわけだが、今後もグーグルの覇権が安泰というわけではないらしい。それは検索エンジンの開発が次の段階に差し掛かっているためであって、その点に関してSteve Johnson(ChoiceStreamのCEO)という方がこんなことを言っている。

個人の好みを完全に把握するには、単なるキーワードからの推測の域を超えて、その人が検索を実行しようとしている瞬間の意向をとらえる必要がある。時間が経っても変化しない振る舞い(例えば節約志向か贅沢志向か、冒険派か慎重派かなど)に加えて、そのときどきによって変化する振る舞い(新型コンピュータの購入、プロジェクトのリサーチ、休暇の計画など)も考慮するのが、本当の意味でパーソナライズされた検索というものである。個人のオンライン上での最近の振る舞い(可変要素)と個人の人物履歴とでもいうべきもの(不変要素)を組み合わせれば、その人の本当の好みと検索時点での意向を汲み取るためのコンテクストを検索エンジンに渡すことができる。・・・パーソナライズされ、毎回その人に最も適合する検索結果を返してくれる、そんなエンジンが登場したら、業界トップのエンジンとして時の試練にも耐えることができるだろう。
CNET「パーソナライズ検索、グーグルが探し当てていない正解とは」から抜粋

まぁ、「単なるキーワードからの推測の域を超えて、その人が検索を実行しようとしている瞬間の意向をとらえる必要」があることなんてグーグルは百も承知しているんだろうし、「パーソナライズされ、毎回その人に最も適合する検索結果を返してくれる、そんなエンジン」をどうにかして創り出そうとしているのが今のグーグルなんでしょ。僕が思うに、この土壌でグーグルに勝つ企業が現れることはないと思う。なぜなら、検索ログにしてもHP履歴にしても、ユーザーに関するあらゆるデータをグーグル以上に持っている企業はないからだ。

だがしかし、グーグルに欠けているのは「ユーザーの横のつながり」の部分だ。こういったソーシャルな部分、つまり「ユーザーの思考」といった観点でのデータをもっとも保有しているのはソーシャルブックマークをはじめとするソーシャルメディアだ。次世代ウェブを制するのは、このあたりと検索エンジンの融合のような気がしてならない。といっても、そんなこともグーグルは百も承知なんでしょうから恐ろしや。


読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2007/04/23(月) 05:30)

 ハイエクのポリティカルエコノミー
ハイエクのポリティカル・エコノミー―秩序の社会経済学ハイエクのポリティカル・エコノミー―秩序の社会経済学
スティーヴ フリートウッド Steve Fleetwood 佐々木 憲介


Amazonで詳しく見る

本書は、ハイエクのポリティカル・エコノミーの思想、方法論、哲学を主題に論じた研究書である。以下、印象に残ったハイエクの言葉を抜粋してみる。

社会科学の中心的問題は次の点にある。各々の個人がもつ断片的な知識の結合が、いかにして次のような結果をもたらすのか、すなわち、たとえ意図的にもたらされることがあるとしても、それを実現するためには、いかなる単一の個人でももちえないような知識を、指揮をとる人間がもっている必要があるような結果をいかにしてもたらすのかという問題である。(p97)

もしわれわれが価格メカニズムの真の機能を理解したいのであれば、われわれは価格メカニズムを情報伝達のためのメカニズムとみなければならない。・・・このシステムについてのもっとも重要な事実は、このメカニズムが機能するのに要する知識が節約されることである。・・・価格メカニズムを情報伝達システムとして描写するのは、たんなる比喩以上のものである。(p122)

人間は自らの知識の増大を誇る。しかし、人間自身が自らつくりだしたものの結果として、その意識的知識の限界と、したがって、その意識的行為にとって意味をもつ無知の範囲とは、たえず増大してきた。・・・われわれが文明化すればするほど、各個人は、人間の文明の働きを左右する事実についてますます相対的に無知になるにちがいない。知識の文化それ自体が、これに関する知識の多くについての個人の無知を不可避的に増大させるのである。(p155)

私が確信するようになったのは、説明すべき対象である市場秩序の目的は、・・・その秩序を規定する特定の事実のほとんどについて、すべての人が無知であるという免れがたい状態にうまく対処する点にある、ということであった。(p155)

自生的秩序は・・・どのような個人にも手の届かない情報処理能力をもっている。・・・このような能力をもっている唯一の制度は制度それ自体であり、制度を内省的方法で利用することはできないのである。(p174)

人間は目的追求的な動物であるとともに、ルール遵守的な動物である。そして、人間が成功しているのは、・・・人間の思考や行為がルールによって支配されているからである。人間が部分的にしか知らない世界においてうまくふるまうという問題は、こうしてルールを固守することによって解決されてきたのである。(p183)

すべての思考において、われわれは意識していないルールによって支配されて(あるいは操作されてさえ)いる。(P195)

経済学は、通常、競争が生み出す秩序を均衡の属性であるとみなしている。しかし、均衡とは適切な用語ではない。なぜなら、それはすべての事実がすでに発見され、したがって競争が終わっていることを前提としているからである。「秩序」という概念が・・・均衡という概念よりも好ましいと私は思うが、それは次のような利点をもっている。すなわち、われわれは秩序をさまざまな程度で研究されるべきものとして語ることが出来るし、秩序は変化の過程を通じて維持されうるからである。(p240)

進化的秩序の理論が最適性や効率性の理論でないのは、まさに、それが最終形態の理論ではなく、過程の理論だからである。・・・競争が称賛されるのは、それがわれわれの期待を実現するからではなく、われわれが期待しなかったであろうことを達成するからである。(p243)

とはいえ、知識の発見・伝達・貯蔵を容易にするメカニズムと構造の能力は、けっして「完全」ではないので、調整も完全、効率的、最適といったものからほど遠い。市場における活動は試行錯誤を通じて進み、したがってたえざる期待はずれを必然的にもたらしながら、自生的な社会経済秩序を生み出す。この秩序は、計画・行為・帰結の均衡ないしは完全な調整として描くことはできないが、けっしてたんなる混沌ではない。(p262)


読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2007/04/21(土) 10:32)

 イノベーション創出の経営学 その2
イノベーション創出の経営学―ブランド・マネジメントからベンチャー・インキュベーションまでイノベーション創出の経営学―ブランド・マネジメントからベンチャー・インキュベーションまで
藤末 健三 板倉 宏昭 藤原 善丞


Amazonで詳しく見る

その1では「ベンチャー企業が経済発展においていかなる役割を担っているか」ということについて書いたが、本エントリーではもう少し本書の内容に沿った形で、ベンチャー企業ないしはベンチャーキャピタルについて勉強になったところを取り上げてみる。

国際競争力の低下する日本

日本は1990年代以降に入ってから国際競争力ランクが大幅に下がっていった。(正確には2002年に底を打って、現在は回復基調であるが。[参照]) では、なぜ戦後の日本の産業構造を大きく変えたソニー、ホンダ、京セラなどのような革新的な技術にもとづくハイテクベンチャーがここ数十年出てこないのはなぜだろうか。その答えを見つけるために、ここ最近の日本の産業構造を分析してみる。

最近において、起業への関心が低い日本人

日本のハイテクベンチャーが育っていない原因について産業構造の面で分析してみると、日本の企業社会は大企業と中小企業が中心であり、特にハイテクベンチャーを起業しうる優れた技術者の大半は大企業に勤務しており、彼らの起業への関心がまだ低いことがあげられる。アメリカではベンチャー企業が経済に大きな影響を与えているのに対し、日本のベンチャー企業が経済に与える影響はまだ少ない。日本において起業家を輩出できる社会をつくることがもっとも大事ではないかと考えられる。そのためには、ベンチャー企業や起業家が社会的に認知され、高い地位を保つ起業家社会が実現されなければならない。

起業率とGDP成長率の関係

ここにある「IMD(国際経営開発研究所)ランキング」によると、日本の起業率が国際的にものすごく低いことが分かる。というか、世界的に見て最低といっても言いレベルだ。別に、起業率というものが大した指標でないのなら問題にはならないが、そうではないというのなら問題である。それに関して、大和総研の面白いレポートがあったので下に紹介する。

ここに興味深いデータがある。起業活動の活発な国ほどGDP伸び率が高いのである。GEM(Global Entrepreneurship Monitor=国際的起業家調査)によると、起業活動とGDP伸び率(2000年)には相関がある。半年以内に創業予定の人や創業42カ月以内の会社に勤めている人の割合が高い国ほどGDP伸び率が高いのである。米国や韓国は顕著に現れている(図4)。残念ながら日本は、創業間もない会社に勤める人が極端に少なくGDP伸び率も低い。この結果から、創業関係者を増やすこと、すなわち起業家を増やすことが国のGDP伸び率を押し上げることになるのである。
参照:「世界各国のGDP成長率と起業活動の関係」by大和総研経営コンサルティング部

今回は、日本の国際競争力低下の要因の1つに「起業率の低さ」があることを取り上げた。戦後の日本が先に書いたようなハイテクベンチャーを輩出してきたことから考えるに、ベンチャーというもの、あるいは起業というものが日本の風土に合わないということなない。今後は仕事を通して学びながら、「では、起業率を上げるにはどうすればいいのか?」ということについて、おりおり考察していこうと思う。


読書 | 固定リンク | トラックバック:1 | レス:0
(2007/04/15(日) 12:00)

 イノベーション創出の経営学 その1
イノベーション創出の経営学―ブランド・マネジメントからベンチャー・インキュベーションまでイノベーション創出の経営学―ブランド・マネジメントからベンチャー・インキュベーションまで
藤末 健三 板倉 宏昭 藤原 善丞


Amazonで詳しく見る

ベンチャーインキュベーションの実態と課題を、著者の現場での経験や日本経済の枠組みの中から解説している。日本のベンチャービジネスについて、中国・アメリカとの国際比較などもあり、マクロな視点からもベンチャービジネスというものを捉えることができる一冊。

本書を読むことで、「ベンチャービジネスの実態」といったミクロ的なものから「経済成長におけるベンチャー企業の役割」といったマクロ的なことまで大雑把に学べたと思う。

ベンチャー企業の役割

まず、なぜベンチャー企業というものがこの世の中に必要なのか?それはベンチャー企業が、市場経済へのイノベーションをもたらのに大きな役割を担っているからだ。もちろん、既存の大企業であってもイノベーションをもたらすことはある。しかし、得てして大企業というものは自らが主戦場としている大きなマーケットにしか着目しない。市場経済に大きな変化をもたらすようなイノベーションは、普通、大企業が得意としない下位市場から生まれるのだ(参照:『イノベーションのジレンマ』)。シュンペーターが言うように「経済発展の源泉がイノベーションにある」とするならば、つまるところ、経済発展にはベンチャー企業の存在が不可欠なのだ。

これまでの日本と、これからの日本

よく日本の経済システムは、国家主導・官民協調の国家資本主義であると言われる。(それを通り越して、日本を社会主義国家だという人もいる。)確かに戦後、まだ発展途上国であったときの日本にとっては、それが最適なシステムだったのかもしれない。しかし、ある程度の発展を遂げて経済先進国となり、また、外部環境として市場経済はグローバル化が進み、IT技術の進歩によって時間・場所の垣根がなくなりつつ今日においては、先に書いたような国家主導の経済システムでは技術革新のスピードが全く足らないのだ。

市場システムの浸透率

こんなご時勢の下では国家レベルで、「古いものを捨て去り新しいものを素早く取り入れる能力」が求められている。こういったことに関しては、経済のシステムに市場というものが浸透している国=アメリカがとても得意である。市場のルールのもとでは、市場の要請に応える企業に対してはより有利な条件で、そうでない企業に対してはより不利な条件で人・物・金が提供される。こういったことを通じて、望ましい企業は存続し、望ましくない企業は淘汰されていくのだ。シリコンバレーにも見られるように、ベンチャーがつぎつぎと誕生するような風土が向こうにあるのも、こういった仕組みがきちんと機能しているからである。

日本もこれに追従すると考えるならば、日本においても世界に通用するようなベンチャーがつぎつぎと立ち上がってきてもおかしくない。本書を読みながら、こんな風にVCの役割というものの重大さをひしひしと感じた。

その2へつづく。

読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2007/04/14(土) 19:54)

 ユビキタステクノロジーのすべて
ユビキタステクノロジーのすべて
徳田 英幸監修 / 藤原 洋監修 / 荻野 司編 / 井上 博之編 / IRIユビテック・ユビキタス研究所著

地球上に存在する全ての物とつかながっている―。

どうやら、そんな世の中がもうすぐ来るみたいだ。つながるもの、それは「人toPC」や、「人to人」だけにとどまらない。出張先のホテルの冷蔵庫であっても、ブラジルで今まさに収穫されようとしているトウモロコシであっても、地球上に存在するありとあらゆるものがネットワークを介してつながることになるのだ。

ネットワーク系のテクノロジーはまだまだ進歩していくだろう。引き続き、この分野は勉強していこうと思う。本書は、そんなネットワーク系テクノロジーを1冊でカバーした良書。IT業界にかかわる方は、辞書代わりに使えるかも。


読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2007/04/13(金) 00:43)

 永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編
4334751083永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編
カント 中山 元
光文社 2006-09-07

僕は本を読むときに、考えさせられたページや心に残った文章に付箋を貼っつけて、後からすぐに見返せるようにしている。そうすると、だいたい自分がいい本だなと思う本には、多くの付箋が貼られていることに気がつく。

とりあえず、付箋ばっかりになってしまった本書を読んで考えさせられたところをちょっとづつ書き綴ってみる。

競争は人類の進歩にとって必要不可欠

競争は人類の進歩にとって必要不可欠である。そのことをカントは森林の比喩を使ってこう説明する。
「自由に伸びることが許された樹木は、左右に大きく広がって枝を伸ばし、太陽の光を集めるだろう。そして、枝は勝手に曲がるに違いない。しかし多くの樹木が密集した林の中では、それぞれの樹木は太陽の光をあびるためには、他の樹木よりも高く成長しなければならない。この太陽の光をめぐる競争のうちでは、まっすぐに高く伸びた樹木が形成されるのである。」
そもそも「進歩」が必要であるか?行き着いた「進歩」の先に何があるのか?といった問題は置いとくとして、個々人の競争心であったり、さらには個々人の利己的なふるまいさえも、カントは必要悪として捉えているのである。そういった考えは論文『人類の歴史の憶測的な起源 』からも読み取れる。


読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2007/04/10(火) 00:25)

 村上春樹はどう誤訳されているか
4948755958村上春樹はどう誤訳されているか―村上春樹を英語で読む
塩濱 久雄
若草書房 2007-01

村上春樹の小説は世界各国で翻訳され、しかも売れていると評判である。本書は、そういった翻訳本が村上春樹の原本とどう違っているのか?に焦点を当てて書かれたものである。原本と英語訳を比較しつつ、逐一、丁寧に解説がなされている。

村上春樹と言えば、どことなく喪失感がただようあの文体が特徴的である。そういった村上春樹特有の文体を英語訳で表現できているのか、とても関心があったので読んでみました。原本と翻訳本を照らし合わせ、どう訳されているのかを分析している本書は、他に類を見ない(僕が知らないだけかもしれないが)ような本だと思うし、そういった意味ではとても価値がある一冊である。

村上春樹の本には好きなフレーズがたくさんある。そういった言葉をたどりながら、翻訳本を読んでみるのもいいかもしれないなぁと本書を読みながら思いました。


読書 | 固定リンク | トラックバック:0 | レス:0
(2007/04/09(月) 00:21)

Copyright © 2004 ↑College Life 〜今を生きろ〜. All Rights Reserved.
Powered By FC2BLOG / PHPウェブログシステム3 / ネットマニア