アメリカの金融業は「リスクを取り、戦略を持って、有利な投資先を育てる」ことを行っているのに対して、日本の金融業は「リスクも取らず、戦略も持たず、有利な融資先を探す」という状況にある。この差は大きい。
たとえば、アメリカのシリコンバレーは、数多くのベンチャー・ビジネスが誕生し、活躍することによって、史上空前の活況を呈している。もとより、この活況の背景には優れたベンチャー・キャピタルの活動があることはよく知られているが、彼らは、決して「有利な投資先を探す」という安易な発想で活動をしているわけではない。彼らは「有利な投資先を育てる」という積極的な活動をしているのである。
リスクとリターンの関係を熟知し、積極的にリスクを取れる国というのは、やっぱり強い。
ファインディング(発掘)からデューデリ(選別)、インキュベーションといったベンチャー投資の大筋が学べる一冊。
もともとベンチャー投資というものは、ハイリスクハイリターンなものであるけれど、その投資のパフォーマンスというのは、投資家個人の資質に依存するところが物凄く大きい。それは、ベンチャー企業の発掘・選別・回収といった全ての手順において、プライベートエクイティ独特の「相対取引」なるものが関係するからである。相対取引では、人脈や交渉力といったことも含めて、広義の意味での「人間力」がとても重要な要素となっている。
本書を読むことで、自分の苦手な分野がはっきりした。それは法務に関わるところである。今後は、会社法中心に勉強を進めていきたい。
頂いたので、さっそく読んでみた。インターネットが普及し情報があふれるなか、必要かつ正確な情報を見つけ出すにはどのような知識を身につけておくべきか。ITに詳しいベテラン記者がやさしく解説している一冊。
本書の主旨は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)増田社長の次の言葉に集約されている。
いつでも情報を取り出せるように、整理、整頓、メンテナンスをすることで、新しい情報の価値が生まれる。
本書を読んで、「情報」というものへの接し方次第で、今後の人生がいかようにもなるということを学んだ。ここら辺のスキルって物凄く大事。分かる人はそのことをきちんと知っている。
改めて思う。無知による機会損失は計り知れない―。
慣れない仕事に体力を奪われるせいか、最近は軽めの本ばっかり読んでる気がする。これもそういった中での一冊。本書は、デジタルを駆使した賢い仕事術について書かれた本である。
本書には、タブブラウザやらRSSリーダーといったようなデジタル世代の便利道具から、メールの処理方法といったような具体的な仕事術までがいくつか紹介されている。その中でも、特にためになったのは次の2つの仕事術・便利サイトだ。
◇よく使うメールの定型文を「下書きフォルダ」に保存しておく。 ◇開いている記事の文章をワンクリックでメールで送る「あとで読む」
とくに後者の「あとで読む」サービスは携帯にも使えるそうなので便利度大だ。是非使ってみて欲しい。
最近、個人投資家を中心に投資信託へのニーズが高まっているということなので、読んでみた。基礎的なことが中心に書かれていたので、目新しいことはなかった。ただ、基礎から学びたいと思っている人にはおススメできる一冊だと思う。
個人的には海外ETFといったようなインデックス商品に着目しているのだけれども、とりわけファンダメンタル・インデックスという概念が気になっている。
ファンダメンタル・インデックスとは、株主資本・キャッシュフロー・売上・配当などの企業規模の代理変数に基づき、銘柄を加重平均したインデックス指数のことを指す。時価総額加重型インデックスの非効率性に着目して出来た新しい指数である。従来のインデックス運用が流行れば流行るほど市場は非効率になっていくと考えられるので、今後とても有望な投資対象になるのではなかろうか。
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」 by江副浩正
リクルートの創設者、江副浩正の著書。常に新しいことに挑戦し続け、会社が大きくなった今でもベンチャー精神を忘れないリクルートという異質な会社の底力が感じられる一冊。
印象に残ったのが「リクルートでは社員が退職することを"卒業"という」という一文である。リクルートという会社がいつまでも若く、そしてスピード感のある経営をしている理由が、こういった会社のノリや風土にあるんだなと知る。と同時に、成長した社員を惜しむことなく世に送り出しているリクルートの器の大きさというものを感じた。
Webサービスにおいてここ数年のキーワードは"オープン化"だったと思うが、企業経営においても"オープン化"というのは大事な要素の1つであるように思う。育てた人材の社外流出を拒むような会社は、もう時代遅れだ。