ウィニング 勝利の経営
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20世紀最高の経営者とうたわれるジャック・ウェルチの著書。平たい口調で自身の経営哲学について語った一冊。
印象に残ったのが、従業員を能力によって3つの階層に分ける「選別」という考え方。彼の極右的な性格がGEの経営にも色濃く出ているのが分かった。
私は常に率直であれ、言うべきことを言おうと主張してきた。言うべきことを言わなければ、いいアイデアや迅速な行動が邪魔され、優秀な社員が会社に貢献しようとするのをやめてしまう。こいつが会社を殺すと言っていい。
やっぱり組織にとって「率直に言いたいことを言える風土」というのはとても重要。組織が大きくなればなるほど率直さよりも気遣いを要求される。社員一人一人が過度にリスク回避的になれば、社員の成長はもちろんのこと会社も終わったも同然。
ジャック・ウェルチ。まさにリーダーの鏡のような人物。