若者たちの“政治革命”

4121501349若者たちの“政治革命”―組織からネットワークへ (中公新書ラクレ)
丸楠 恭一 坂田 顕一 山下 利恵子
中央公論新社 2004-05

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「低い投票率―。現代の若者たちはどうも政治に関心がないらしい。」最近、このような文句をよく聞くようになったが、実は違うんだよ、ってのが本書の趣旨。NPOやインターンを通じて政治に積極的に参加する若者を登場させるなどし、「投票行動には現れていないけど、実はみんな政治に関心があるんだよ。(そして、それを喚起できてないのはメディアや古い体質の政治のせいなんだよ)」という流れで話が展開されていく。

話は本の筋からは外れるけど、僕個人的には政治に飽き飽きしている。そして、これが若者のコンセンサスなんじゃないのかとも思ってる。だいたい、政治家なんてみんな、自己保身のために仕事しているだけでしょ。(本当に素晴らしい人も中にはいると思うが、永田町内でのやりくりに意識と体力の大半が費やされてしまうためにまぁしょうがないんだろうな。これが国会の本質だもんね。)

政党、派閥?なんだかよく分からないけど、国民の知らないところで政治は動いているしさ。民意がきちんと反映される仕組みになっていない気がするんだよね。今の制度って。

それと政治家さんたちは「財政が逼迫してる」とか言ってるけど、あんたら自分たちがどんだけのコスト使ってるかわかってるの?年金問題にしてもそうだけど、社会保険庁なんてなかった方が国民は幸せだったんじゃないのかな・・・。つきつめれば、政府がやってくれること<政府維持にかかるコスト、なんじゃないのかなぁと強く思うようになった今日この頃。

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