|
ITの進化はこれまでの経済原理や社会構造を大きく変えてしまう。
PCとインターネットさえあれば様々なことが出来る世の中になった。家にいながら働くことだって出来るし、有名大学に行かなくても学ぶことだって可能だ。これまで一部の人しか利用できなかった数々のものが、今、インターネットで無料に使えることが出来る。それも国・人種・性別おかまいなしに。
これは2つのことを意味する。1つは、これまで特権的な立場を利用することで優位性を享受していた人たちの地位が危ぶまれること。2つ目が、これまで権利や資格が与えられなかったことで下層に虐げられていた人たちに様々なチャンスが与えられること。
さて、僕らにとってこれは良いことなのだろうか。日本国内について言えば、大きなチャンスになる。ITの進化は、起業におけるコストを著しく低下させたし、今なら少ない資本で大成功を収めることだって可能だ。その一方でグローバルに視点をずらせば、インドや中国の勉強熱心な人たちが猛追してくる構造が浮き彫りになる。国際人でなきゃグローバルに活躍することは出来ない。
良くも悪くも、ITの進化が僕たちにもたらした影響は計り知れない。本書は、そんなことを考えさせてくれる貴重な一冊であった。
|