人を動かす
![]() | 人を動かす 新装版 デール カーネギー 創元社 1999-10 > |
不朽の名著。人生のバイブルとなっている人も多いんじゃないのかな。僕もこの本は昨年の夏に初めて読んだのだけれどもそれから3回くらい読み返してしまった。やっぱり人間の本質ってのは時がいくら経っても変わらない、ということを本書が時代を超えてベストセラーであり続けていることが証明していると思う。以下、それぞれの原則をWikipedhiaから抜粋。
- 人を動かす三原則
- 批判も非難もしない。苦情もいわない。
- 卒直で、誠実な評価を与える。
- 強い欲求を起こさせる
- 人に好かれる六原則
- 誠実な関心を寄せる。
- 笑顔で接する。
- 名前は、当人にとって、最も快い、最も大切な響きを持つことばであることを忘れない。
- 聞き手にまわる。
- 相手の関心を見抜いて話題にする。
- 重要感を与える―誠意をこめて。
- 議論に勝つ唯一の方法として議論を避ける。
- 相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。
- 自分の誤りをただちにこころよく認める。
- おだやかに話す。
- 相手が即座に'イエス'と答える問題を選ぶ。
- 相手にしゃべらせる。
- 相手に思いつかせる。
- 人の身になる。
- 相手の考えや希望に対して同情を持つ。
- 人の美しい心情に呼びかける。
- 演出を考える。
- 対抗意識を刺激する。
- まずほめる。
- 遠まわしに注意を与える。
- まず自分の誤りを話した後、相手に注意を与える。
- 命令をせず、意見を求める。
- 顔を立てる。
- わずかなことでも、すべて、惜しみなく、心からほめる。
- 期待をかける。
- 激励して、能力に自信を持たせる。
- 喜んで協力させる。
それぞれの原則には短いながらも説得力があり具体的なストーリーが着いているのだけれど、その中から一つ気に入ったくだりを紹介する。
議論がはじまったら「最初に頭をもたげる自己防衛本能に押し流されてはならない」。不快な状況に直面したとき、まずあらわれてくるのは、自分の立場を守ろうとする本能だ。気をつけねばらい。「まずは相手のことばに耳をかたむけよ」相手に意見を述べさせ、最後まで聞く。「意見が一致する点をさがせ」相手の主張を聞いたら、まず賛成できる点を話す。「素直であれ」自分がまちがっていると思う点をさがし、素直にそれを認めてあやまる。
本書を読むと、自分が精神的にまだまだ未熟だと痛感する。