次世代マーケティングプラットフォーム
![]() | 次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの 湯川 鶴章 ソフトバンククリエイティブ 2008-09-27 |
広告はテクノロジーの進化を受けて、よりパーソナライズされ、より販促的な意味合いが強くなっていく。広告配信業務の多くがテクノロジーに取って代わるためクリエイティブの重要性は相対的に落ちていくよ、ということを主張した一冊。
<メモ>
・APSとSaaSの違いは、ASPはシングルテナント、SaaSはマルチテナント。ASPは一つのソフトウェアを1社の顧客のために1ヶ所のサーバー、データセンターで運用していた。顧客企業のソフトウェア維持、運用の代行サービスでしかなかった。一方で、SaaSは、複数の顧客のシステムを1つにまとめて運用することで、システムの効率化、強化が可能になっている。
・クラウドコンピューティングの分野で伸びている企業は、Salesfoece.com、Slype、テレビ会議のWebEx、人事アプリケーションのWorkday、マーケティングシステムのXactly。
・デジタルサイネージもディスプレイ価格の低下を受けて、採算の合うビジネスとなっている。
電通のライバルはGoogle、Omniture。たぶん、これらの企業に電通は勝てない。