外資系コンサルに学ぶスライド作成術
外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック 山口 周 東洋経済新報社 2012-10 |
非冗長性のルール
非冗長性とは重複していないということ。1枚のスライドに、同じ言葉を使わない。出来る限り重複はなくし、見やすく、シンプルにする。言葉を統合していくのは改善のアプローチになる。
矢印の法則
矢印の利用について重要なことは、「矢印の起点と着点を明確にする」こと。多くのスライドで、あいまいに矢印が利用されている。また、矢印の利用の際に気をつけないつけなければいけないポイントは、「矢印はその延長線上にあるものすべてに作用を及ぼす」というルール。もしレイアウトの制約で、矢印の延長線上にその他の情報を配置しなければならないとすれば、対象となる情報を線で囲んだりして強調する必要がある。
プレグナンツの法則
人間の認知に関するある種の傾向。1つは、近くにあるものは同じグループだと認識してしまう。もう1つは、囲まれた領域はグループとして認識されやすい。
基本原則
スライド作成において大事なポイントは、いきなりパワーポイントに向かわず、先に紙でデッサンする。必ず、手で紙に書く。また、基本的にスライドは、モノクロで100%の完成度までもっていけるかを考える。もし、スライド作成において白と黒の2色以外の色が必要だと感じることがあったら、それは色数の問題ではなくて、表現しようとしているグラフやチャートに問題があるケースがほとんど。
「Less is More」を出来る限り心がける。より少ないことはより豊かなこと。多すぎる情報は逆に相手の理解度を下げてしまう。