強い意思と愛国心と誇りを学ぶ『シャルル・ドゴール:民主主義の中のリーダーシップへの苦闘』
シャルル・ドゴール:民主主義の中のリーダーシップへの苦闘 | |
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国家の行動の演出手段としての外交という理解が日本には希薄である。そのことはまた「見識」と「意思の力」の問題でもある。「何をするか」という問いに対してはビジョンが必要であるし、やりとげるという決意があって初めて政策提案には意味がある。
生涯を通じて私は、フランスについてあるひとつの考え方を抱いてきた。理性と同じく感覚的にその考えが私に宿るのである。・・・私の考えるところ、フランスは偉大さを失ってしまってはフランスではありえないのである。