本書は法人営業で高収益を実現するための考え方を解説しています。営業というよりは営業へ向かうまでの過程を重要視し、その中でも特にマーケティングに力を入れている本でした。
「市場を科学的に観察して、その観察結果から発見した、自社にとっての勝ち方を考え、実行する」
このことをマーケティングロジックといい、これについて考えることが大切であると本書は説いています。そして、マーケティングロジックを持つことによって、スキルやテクニックを含めた営業努力に正しい方向性が与えられるということらしい。
法人向けの営業・マーケティングの本ということで勉強になりました。具体的な図や表も多く分かりやすかったです。
前回のリクルートの本といい、今回のボストンコンサルティングの本といい、営業にとって「顧客の深層理解」、すなわち顧客のニーズを深く理解することが大切であるという原則は同じでした。営業力にとって重要なことは以上のことに尽きるということですね。
その他にも法人向けのビジネス戦略やプライシングの話などが参考になりました。ただ、あんまし面白い本ではなかったです。
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