続・企業参謀[大前研一]

4061836773続・企業参謀
大前 研一


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

戦略思考による企業経営とは何か?どういったことか?が詳しく書かれています。古い本なのですがこの分野において、とてつもなく評価が高かったので読んでみました。

コンサルタントの鋭い視点で経営について書いているのが特徴です。まさしく企業の参謀にとって必至の考え方が詰まっています。それでいながら、企業経営のみに限らず、国家運営、株式投資などにも役立つであろう名著だと思います。

ただ少し難しいのが難点。

戦略的思考とは、著者の言葉を借りて簡単に言えば「白か黒かでないと考えられないような、硬直した頭ではなく、どのくらいの灰色までなら許容できるかを判断できる思考」です。柔軟な思考が今日の経営者や中間管理職には最も大切であるとしています。

これを踏まえて、著者は「戦略的な企業戦略」について論じています。東芝の戦略やボーイング社のジェット機の戦略、フィルム業界における富士フィルムの戦略など具体的な例も沢山あげて説明している点は良かったです。

ホッケー・スティック曲線や事業のポートフォリオ管理の概念など参考になったことは多かったです。

以下、参考になった点。

拡大思考は確かに社員のヤル気を起こさせ、指導もしやすいが、市場や競合を無視し、むやみに大きな計画を立てることは戦略的に無防備な状態を作り出す。

状況が悪くなるほど、広く見なくてはならないのに、よけい狭く見て、選択の余地はないと思い始めてしまう。

企業の成長期と成熟期においては、求められる資質が違う。この点が、今日のトップ・マネジメントが置かれているむずかしさである。

リスクを避けるのではなく、敢えてリスクをとる局面がなくてはならない。



就職するにも投資するにも、いい経営者がいる企業がいいなぁと思う今日この頃です。



関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリー
未分類 (196)
  • 読書 (438)
  • 投資 (27)
  • 写真 (132)
  • TED (7)
  • プロフィール

    masato

    • Author:masato
    • 「無知による機会損失は計り知れない。」

      機会損失とは、仮にある行動を取っていたら生まれたであろう利益を享受できない損失のことを言う。

      自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
    最近の記事
    月別アーカイブ
    ブログ内検索
    RSSフィード