デイトレーダーをカモにする株式投資戦略

4478631158機関投資家に学ぶ デイトレーダーをカモにする株式投資戦略
中丸 友一郎


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いや~素晴らしい本でした。自分の中の一番のおススメ投資本決定です!

手にとって中身を少し読んでいただければ、この本の素晴らしさが分かると思います。まだ出版されたばかりの本なのですが、次第に口コミでこの本の良さは広まっていくでしょう。

著者の経歴もさることながら、偏見のない考察とその鋭さ、見識の広さに圧倒されます。本書には株式投資の本質が、様々な観点から説明されています。

本の中身は、ランダムウォーク理論、効率市場仮説、ケインズの『美人投票』、ブラックショールズの方程式、バブルの生成と崩壊、ポートフォリオ管理、行動ファイナンス、リスクとリターン、企業価値、など投資にかかせないポイントの多くが網羅されています。また、これらをただ説明するだけではなく、きちんとロジックを含めて著者の見解を述べている点が物凄くためになりました。

その例として、第3章の割安株の超過リターンについての著者の考えを取り上げてみます。(自分なりにまとめていますのであしからず)

マルキール氏(『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者)の割安株投資と成長株投資の相対リターンの分析結果によると、1937年以降の65年間で、割安株は成長株に比べてむしろ成績が劣っている。割安株のよい結果は1980年代以降に当てはまるに過ぎない。
仮に割安株プレミアムがあったとしても、それは投資家が当時、超過リターンに対して大きなリスクをとっただけにすぎないのではないのだろうか。1970年代、経済は下降期にあり、多くの企業が危険にさらされた。投資家はリスクを恐れ、そのため株価は多く下がり、そういった企業が割安株になった。そして1980年代がやってくる。恐れていたリセッションが去ってしまい、それらの企業は回復した。このために、この年代の割安株のプレミアムが生まれたのではないだろうか。

著者は、テクニカルや日々の些細なニュースに過剰反応してトレードを行う人たちをノイズトレーダーとし、ファンダメンタルズに基づいて勝つべくして勝つ投資をしているバフェットやJPモルガンなどをスマートトレーダーとしています。そして、それを踏まえて個人がどのような姿勢で投資に望めばいいのかをきちんと説明しています。

本書からは「市場に打ち勝つことは大変難しいが、きちんとファンダメンタルズに基づいて長期的な視野で投資をすれば、資産を増やすことは確実に出来る」という著者の考えが感じとれます。

自分的には、多少、難しいところもありましたが、深く考えさせられるところも多くてためになりました。理論と現実がバランスよく組み合わされていて、どちらに偏ることもなく投資に対して見識が広がると思います。とてもおススメなので是非読んでみてください!

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    • 「無知による機会損失は計り知れない。」

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      自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
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