小倉昌男 経営学

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小倉 昌男


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あー、いい本でした。全ての経営者に読んでもらいたい、そんな本です。

毎日のように家から家へ荷物を届けてくれる「宅急便」。このサービスがどれだけ私達の生活を便利で豊かなものにしてくれたか、その貢献度は計り知れない。

この本は、その「宅急便」というサービスがどのように考案され、どのように全国ネットで展開され、どのように普及していったかを書いたものです。全国の家庭から荷物を集配し、それを翌日に届けるという、当時なら誰がどう考えても採算が合わない事業を小倉氏は悩み考え抜いて事業化し、それを軌道に乗せていきました。

この本の本質的に言いたいことは小倉氏のサクセスストーリではなく、小倉氏の経営理念です。自分の能力に自信を持っているのに、いつどきも傲慢になるのではなく、従業員と労働組合との関係を築くことを怠らない。 特に、「全員経営」という考え方には感銘を受けました。

「全員経営」とは、経営の目的や目標を明確にしたうえで、仕事のやり方を細かく規定せずに社員に任せ、自分の仕事を責任を持って遂行してもらうことである。

セールスドライバーである彼らのやる気をいかに引き出し、楽しく働いてもらうか。全員経営の成功はそこにかかっている。

ようするに小倉氏は社員が自律的に働くことができる体制を作ったのです。それが宅急便事業を成功に導いた要因のように思えました。社員を経営に参画させるということは、社員に働き甲斐を与えることになり、それがモチベーションの向上につながるということが言いたかったのでしょう。

その他にも学ぶべき点は多かったです。以下の文は、松下幸之助の理念とも共通するものがあるので取り上げておきます。

企業の存在意義は、極端にいえば、社会に対し有用な財やサービスを提供し、併せて住民を多数雇用して生活の基盤を支えることに尽きると思っている。

昼間に「宅急便」がたまたま来たときにふと「小倉さんのような経営者が、どれだけ苦しみ悩んで、今の私達に有益な商品を残してくれたんだろうか」と少し考えてみた。次に「宅急便」が来たときは心から「ありがとう」と言おうと思う。うんそうしよう。

資本主義の本質はもっと冷徹で残酷なものかと思ってたけど、意外にそうでもないのかもしれない・・・。最近、そんなことをよく考えます。

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こんにちは

http://jump.sagasu.in/goto/blog-ranking/でブログが紹介されていたので、見に来ました。またきま~す。ではでは(^^)ノシ

>BATTさん


どこに紹介されてるんですか?
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