文明の衝突と21世紀の日本

文明の衝突と21世紀の日本文明の衝突と21世紀の日本
サミュエル・P. ハンチントン Samuel P. Huntington 鈴木 主税


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世界的ベストセラー『文明の衝突』の続編。前著の大筋(ハンチントン理論)を継承しながらも、そこに日本文明の話や孤立化するアメリカの話などを加えて、今後の世界情勢について話は展開されます。

ハンチントンの主張は「冷戦後の世界は、イデオロギー(政治思想)の対立ではなく、文明の衝突というものがキーになってくる」ということです。

本書は、2000年に出された本なのですが、その予見の正確さには驚かされました。2001年に起こった911テロや、2006年のムハンマド風刺画騒動(参照)などはまさにハンチントンの言う「文明の衝突」だと思います。

また、日本独特の文明をひも解いた上でハンチントンは以下のように言っています。

ほとんどの文明は「家族」のようなものだ。それを構成する国々はその中では互いに争うことがあっても部外者に対しては団結する。日本は「家族」を持たない文明である。つまり、日本は他の社会に家族的な義理ももっていないし、他の社会は、アメリカを含めて日本に対して家族的な義務を負っていないのである。

以上の点に、外交における日本特有のメリットとデメリットが共存しているということらしいです。それを踏まえて、今後の日本の選択(中国とアメリカとの関係をどうすればいいか)を示唆している部分は勉強になりました。

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あー、これ学校で読まされたー・・まったく理解せずにレジュメ作りましたがね!わかったような顔して発表しましたがね!!

>涼子へ

学校で読んだ!?その授業受けたいな。うらやましぃ♪
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