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ウエンスタインのテクニカル分析入門

ウエンスタインのテクニカル分析入門 ― ブルでもベアでも儲けるプロの秘密ウエンスタインのテクニカル分析入門 ― ブルでもベアでも儲けるプロの秘密
スタン・ウエンスタイン Stan Weinstein 長尾 慎太郎


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マーケットが投げかけてくれる手がかり(=ブレイクアウト・ブレイクダウン・トレンド・出来高)を見つけ出し、それに忠実に従ってトレードする。これが本書の言いたいことだと思います。出来高と売買のタイミングについて学びたかったので参考になる部分は多かったです。

話の本筋ではないのですが「大衆の逆を行く」という項目の"逆張り理論"の話がとても印象に残りました。この理論は次のような人の性質を逆手に取った投資手法になります。

人々は大勢に従っているときに最も安心する。この理由によって、投資家は多数意見を形成する。彼らは相互に信念を強化し合い、それと異なった結論を排除する。

このような人の性質により、(特に相場の最終局面で)一方的な意見形成されるようになります。2005年下半期のあの総楽観のコンセンサスもこれにあたると思います。

そして、相場の世界では、みんながみんな強気になっている状態は、大勢が同じポジションを取っているということにつながり、それ以上に買いに向かう人がいなくなってしまうことになります。よって、買う人がいなければ必然的に相場は下落していくことになります。その逆もしかりです。

以上のようなことから、逆張りは有効な手法であると説明されています。また、逆張りに有効なシグナルを探すには、皮肉にも「金融関連の新聞や雑誌に目を向けるのがよい」としていて、以下のように言っています。

(新聞や雑誌の)記者達は自ら(逆張り投資の)指標になろうとしているわけではないが、実際にはそうなるのだ!彼らは販売部数の向上を目指しているので、的確なポイントを突きたいと考えている。もし大衆がいらいらしていると感じたなら記者達は恐怖を目玉記事にする。一方で、強気なときには楽観的な見出しが確実に急増する。

上にも書きましたが人にはどうしても他人の意見に影響を受けてしまう性質があります。多くの情報のフィードバックが進むにつれて大衆は一方的な意見形成をするのです。その時点が天井であり、また大底であるということです。

意見の多様性・独立性が保たれていない状況というのは、組織にとって(参照)だけでなくマーケットの世界でも大きな間違いを生むんですね。面白い。

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      自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
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