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オーデュボンの祈り

オーデュボンの祈りオーデュボンの祈り
伊坂 幸太郎


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不思議なことに江戸末期から現在までずっと鎖国していた島・萩島と、その島を150年もの間支え続けてきた優午(ユーゴ)という未来を予言するカカシの物語。

物語は2つの軸を持って展開されていく。1つが「この島にはずっと欠けているもがある。それはやがて外部者によって持ち込まれる。」という萩島に古くから伝わる迷信をめぐる話。もう1つが「未来を予言することが出来る優午がなぜ殺されてしまったのか?」という話だ。

エンターテイメント作品としてはそれなりに面白かった。やっぱり伊坂幸太郎はいい。(けど絶妙なトークと終盤に魅せる盛り上がりは『重力ピエロ』の方が良かったかな。)

個人的には文中でも取り上げられたリョコウバトの話が印象に残った。リョコウバトをWikipediaで調べるとこのように書かれている。(参照)

リョコウバト (Ectopistes migratorius)は、北アメリカ大陸東岸に棲息していたハト科の渡り鳥。鳥類史上最も多くの数がいたと言われたが、人間の乱獲によって20世紀初頭に絶滅した。

<形態と生態>
鳥類の博物画家として有名なジョン・ジェームズ・オーデュボンは、1838年の日記に、頭上を通過中のリョコウバトの群れが、3日間途切れることなく飛び続けたと記録している。

18世紀には北アメリカ全土で50億羽が棲息したと推定され、世界で一番多い鳥だったともいわれる。だが19世紀に入り食肉や飼料、羽毛の採取のために乱獲が行われるようになり、数が激減していく。

リョコウバトの肉は非常に美味であったと言われ、銃や棒を使用して多くの人々が捕獲を行った。加えて「ハト撃ち」は、裕福な層の人にとってはスポーツであった。こうしてリョコウバトの捕獲を専門にするハンターによる、組織的で大規模な狩猟が行われた。しかし1890年代に入るとその姿はほとんど見られなくなり、ようやく保護も試みられたが、すでに手遅れであった。リョコウバトは小さな集団では繁殖できない性質があり、しかも1度の繁殖期の産卵数は1卵だけであった。いったん大きく減った個体数を回復することは困難だったのである。

50億羽もいた鳥が人の乱獲によて絶滅してしまったというのは壮絶な話ですね・・・。ちなみにこの本の題名になっていうオーデュボンとは上にも出てきているが実在した鳥類研究家だということ。

オーデュボンの祈り―。

(本書を読んだ人にしか分からないと思うけど)素晴らしい題名だなと思いました。

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