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生保のビジネスモデルが変わる

生保のビジネスモデルが変わる生保のビジネスモデルが変わる
植村 信保


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生保業界の実態と今後の方向性を、格付けアナリストの著者が書いた本。保険業界と生命保険について少し学んでおきたかったので読んでみました。

本書の構成はおおまかに言って4つに分けることが出来ると思います。

①生保企業はなぜ苦境に陥ったのか?
②生保企業の財務実態・収益構造
③保険業界全体の歴史と直近の動向
④行き詰ったビジネスモデル

そもそも日本人は保険料を払いすぎと言った話や、保険という商品そのものに関する話についてはこっち(生命保険にニーズはあるか?by山崎元)を参照してもらうとして・・・、僕が個人的に印象に残ったのが④の「行き詰ったビジネスモデル」に関する話です。

・長引く不況がもたらした逆ザヤを死差益や費差益でカバーしている保険業界の苦しい実態。
・大量の営業職員(ほとんどがセールスレディー)が、大型の死亡保障を中心とした商品を厳しいノルマの下でなかば押し売りのようにして販売する古い経営スタイル。

上のようなことから、「保険」という商品に対して私たちが払う保険料の多くの部分が付加保険料(=保険会社の経費を賄う部分)となってしまっているらしい。ある調査によると、終身保険では月払保険料の2割前後、30歳女性の定期保険では7割以上が付加保険料という試算結果が掲載されている。

「金融ビジネスはファイナンシャルリテラシーの格差を利用したぼったくり商売だ」というのはまぁそうなのだけれども、その中でも命に関わる部分や安心を武器に商売をしている保険ビジネスのぼったくり度は群を抜いていると思う。(生命保険の場合、保障性と貯蓄性が混在しているため、単純な評価が難しい。だから、他の金融商品よりもぼったくれるというのがホントのところだろう。)

著者も言っていたけど、多くの矛盾と無理を抱え込んでいる現在の保険ビジネスは今後大きく変わると思う。既存のビジネスモデルにとらわれない新興企業の登場とかありそうなので今後この業界は見ものだと思いました。

(余談)
上にも出てきた保険のセールスレディですがピーク時にはなんと40万人もいたという話。しかも、そういった営業職員はすぐに辞めてしまう人が多く、採用して1年後に半減、2年後には8割が退職するという世界。もちろんこれらにかかるコストは全て、僕らが払っている保険料で賄われている・・・ort

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