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富の未来(上)

富の未来 上巻富の未来 上巻
A. トフラー H. トフラー 山岡 洋一


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トフラーの新刊を読む。トフラーが多種多様のテーマについて独自の見解を語っている。まさに「トフラー新聞の社説を1年分まとめてみました」といった内容。

まずは全体の要約はおおざっぱに。

第一に、世界では現在、富を生み出す方法の歴史的な変化、すなわち「富の革命」が起こっている。これは新しい生活様式、新しい文明の誕生という大きな動きの一部であり、いまのところアメリカがこの動きの最先端に位置している。

第二に、長い歴史をかけて研究または討論されてきた経済の「基礎的条件」の深部に今、大きな変化が起きている。その変化の中心にあるものは、時間、空間、知識という3つの要素である。

第三に、金銭経済は今日において富の体制の一部でしかなくなっている。ほとんど注目されていないが、金銭経済とは対極に存在する非金銭経済の「生産消費活動」と呼ぶものの価値が近年になって増大している。
(要約終わり)

上巻で考えさせられたのは「非金銭経済」と「非競合財である知識」の話だ。

どちらも「従来の経済学ではモデル化、数式化することが出来ない。そのためにこれらに対する経済学者の関心は低く、研究分野の中心からは外れている。しかし、(数値としては表面には出てこないけれど)それらの影響力は無視できないほどに拡大している」という点で共通点がある。

国の豊かさをはかる指標はいくつかあるけれど、そういった指標は国民の非金銭活動の結果生まれる「何か」を考慮していない。つまり、ボランティアとまではいかないまでも、無料で使える公園だったりフリーソフトといったものは、従来の経済学の範疇にはない。けれど、数値としては把握できないその「何か」って豊かさを知る上ではとっても大切なものなんじゃないのかと思う。

だいたい、経済成長率であったりGDPといった指標はもう時代遅れなんじゃないのかなぁと。さらに言えば、格差の問題にしても、先進国の個人の豊かさを給与所得でのみはかろうとするのにも問題がある。

"従来の基準"から一度離れてみて、「本当に大切なものは何か」を考え直す時期に来ているんじゃないかなと思った。

下巻につづく…。

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      機会損失とは、仮にある行動を取っていたら生まれたであろう利益を享受できない損失のことを言う。

      自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
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