スティーブ・ジョブズ-偶像復活

スティーブ・ジョブズ-偶像復活 スティーブ・ジョブズ-偶像復活
ジェフリー・S・ヤング、ウィリアム・L・サイモン 他 (2005/11/05)
東洋経済新報社
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先日のMacworld 2007のスティーブ・ジョブズのスピーチは凄かったなぁ。鳥肌もんだった。「観客ほとんど恍惚状態。椅子から落ちそうなくらい前に乗りだして舞台に注目」するほどのスピーチ(参照)なんて今まで見たことないし、これを目のあたりにすると、ジョブズが言った「われわれはここで歴史を作ることになる」という夢物語が現実味を帯びてくるから驚く。

以前、話題になったスタンフォード大学の卒業式スピーチでも感動させられたけど、この人はとてつもないカリスマ性を持っている。それも世界有数のカリスマ性だ。

本書はそんなジョブズの半生を描いたノンフィクション。

読み物としてはめちゃくちゃ面白い。スティーブ・ジョブズがまさに宇宙人のごとくにキチガイぶりを発揮してる。ジョブズには、"天才"や"成功者"という言葉よりは、"稀有なキチガイ"といった言葉の方が似合う。Appleの設立メンバーのもう一人スティーブ・ウォズニアクへの裏切り行為、部下へ対する態度、恐ろしく非情な人事采配、ガールフレンドの妊娠とその娘への拒絶行為、それらは普通の人からは考えられないような行動だった。(本書では、そういったジョブズのダークサイドにも光を当てて書かれている。)

良くも悪くも、現実を湾曲することが出来てしまう稀有な人物。ジョブズが魔法使いと呼ばれる所以はそこら辺にある。自分のことを心から信じ、本気で世界を変えようとしていたジョブズの意思の強さに魅せられました。

心に残ったジョブズの言葉を抜粋。

「デザインというのはおもしろい言葉だ。外観のことだと思う人もいる。本当は、もっと深いもの、その製品がどのように働くかということなんだ。いいデザインをしようと思えば、まず、『真に理解する』必要がある。それが何なのか、心でつかむ必要があるんだ。」(p431)

「何かを真に理解するためには、全身全霊で打ち込む必要がある。・・・そこまでのことをする人はめったにいない。」(p431)

iPodにしてもそう。iPhoneにしてもそう。流れはジョブズにある。これから10年はホントにAppleの年なるかもしれない。

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