永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編

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カント 中山 元
光文社 2006-09-07

僕は本を読むときに、考えさせられたページや心に残った文章に付箋を貼っつけて、後からすぐに見返せるようにしている。そうすると、だいたい自分がいい本だなと思う本には、多くの付箋が貼られていることに気がつく。

とりあえず、付箋ばっかりになってしまった本書を読んで考えさせられたところをちょっとづつ書き綴ってみる。

競争は人類の進歩にとって必要不可欠

競争は人類の進歩にとって必要不可欠である。そのことをカントは森林の比喩を使ってこう説明する。
「自由に伸びることが許された樹木は、左右に大きく広がって枝を伸ばし、太陽の光を集めるだろう。そして、枝は勝手に曲がるに違いない。しかし多くの樹木が密集した林の中では、それぞれの樹木は太陽の光をあびるためには、他の樹木よりも高く成長しなければならない。この太陽の光をめぐる競争のうちでは、まっすぐに高く伸びた樹木が形成されるのである。」
そもそも「進歩」が必要であるか?行き着いた「進歩」の先に何があるのか?といった問題は置いとくとして、個々人の競争心であったり、さらには個々人の利己的なふるまいさえも、カントは必要悪として捉えているのである。そういった考えは論文『人類の歴史の憶測的な起源 』からも読み取れる。

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