対談本ということもって、とても読みやすい一冊であった。異様に明るいムードでインターネットの未来について終始梅田さんと茂木さんが語り合っている。まるで僕らのような若者に「インターネットがもたらす未来は明るいんだよ」と語りかけているようであった。その様子から、茂木さんと梅田さんが「未来」に、そして「若者」に大きな期待を寄せていることが手にとるように分かった。2人のフューチャリスト宣言だ。
僕は茂木さんの言うセレンディピティという言葉が好きだ。ある目的・目標を持って行動するものの、当初考えていたものと異なるものに偶然出会ってしまう。想定外のその出来事にひるみつつも、意外な出会いに気づき、「これもなかなかいいじゃないの」と受け入れる。人生を上手く生きる秘訣が、このセレンディピティにあるような気がするからだ。
本当の生命原理は管理できるものではないし。オープンで自由にしておかないと、生命の輝きは生まれない。結局、インターネットが人類にもたらした新しい事態の背後に隠されたメッセージは、一つの生命原理ということだと思います。命を輝かせるためには、インターネットの偶有性の海にエイヤッと飛び込まないと駄目なんです。
どんなときも、夢を追いかけ、セレンディピティの準備を怠らず、とにかく前向きに行動する。