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あなたの話はなぜ「通じない」のか

4480422803あなたの話はなぜ「通じない」のか (ちくま文庫)
山田 ズーニー
筑摩書房 2006-12

自分の信頼性、メディア力を高めなければ思いは伝わらない。アドバイスをするときは上から目線になり、自分のメディア力は低下してしまう。正論は相手を感情の面で傷つける、などなど目から鱗の内容。

あなたのメディア力は信頼されているか?

「何を言うか」よりも、「誰が言うか」が雄弁な時がある。例えば、同じニュースでも、どのメディアが言うかでグッと印象は変わる。

1. ついに宇宙とコンタクト(日本経済新聞) 2. ついに宇宙とコンタクト(東京スポーツ)

上の2つは同じことを言っている。でも違う意味に見えてしまう。同じことでもあなたが言うのと別の人が言うのでは、与える印象がまるで違う。人間もメッセージを伝えるメディアだとすれば、自分が相手からどんな風に見られているかが重要になってくる。自分のことを「信頼のおける人だ」と思っている相手なら、少々言葉が足りなくても通じる。話が通じるためには、日ごろから人との関わりあいの中で、自分というメディアの信頼性を高めていく必要がある。

「決め」が論理を育てる

十人十色のものの見方がある中で、自分が話す意味、他の人が効く意味がある話をするためには、自分なりの「決め」がいる。その「決め」が的確で個性的であるほど、聞く人は意味を感じる。

「決め」を打ち出すことには、つねに反発のリスクが伴う。「決め」を打ちだせば打ち出すほど、その話は、意味を持つ可能性と、あたりさわりが出てくる可能性が出てくる。飲み会のように意味よりも一体感を求めているような場では、論理は歓迎されない。

情報はきちんと伝わらない

情報は先に入った方が、あとの情報を規定する。本来であれば人を理解するのに1回会うだけ、1回噂を聞くだでは足りない。しかし、人はラクをしたい。ぱっと見たり聞いたりした印象で、さっさと規定してしまう。自分たちは、中身をよく知って判断されるのではない。先にメディア力ありき。

そういった意味では、相手の情報占有率を意識することが重要。メディア力が低いようであれば、相手の中に自分のふさわしいメディア力ができてから、意見した方が話はずっと伝わる。

正論はなぜ人を動かさないか?

正論は強い、正論には反論できない、正論は人を支配し傷つける。正論を拒むのは人の本能かもしれない。人に何か正しいことを教えようとするなら、「どういう関係性の中で言うか?」を考え抜くことが重要。

それは、正論を言うとき、自分の目線は必ず相手より高くなっているからだ。教えようとする人間を人は好きになれない。相手の指摘がはずれていれば、それくらい分かっている。指摘が当たっていたらそれはそれで自分の非が明らかになりいっそ腹が立つ。だから、相手は言っていること(正論)の効能を理解するよりずっと早く感情を害してしまう。理性より感情の方が、ずっとコミュニケ―ションのスピードが速い。相手は、あなたを「傷つける人間だ」と警戒する。正論をかざすことで、自分のメディア力は下がってしまう。

短時間で深い信頼を得るには?

メディア力は、コミュニケーションのわりと早い段階でつくられる。コミュニケーションの入口で、速やかに信頼をつかむには、「意志」で自分を証明する。「相手理解」に努める。相手から観た自分の「メディア力」を量りながら発言する。この3つが有効。

自分の意志については、「今から未来に向けて自分は何をやりたいのか?」だけは言っておくと良い。初対面の人とのはじまりに、自分の意志を置いてみたら、そこを「種」につながる人も、寄せられる情報も、きっと自分を引き上げてくれる。

コミュニケーションには、お互いのお互いに対する理解度がどうしても現れる。そのため、事前に相手の根本思想を知っておくとよい。そして、言動や行動を正しく読み取ってコミュニケーションの要所で、思い切って相手に伝えてみる。これが正しく深く、相手が言われて嬉しい内容ならば一発で通じ合える。根本思想はいわるる「要約」だ。相手の言わんとすることを、極力短く自分のことばで言ってみるトレーニングが効く。

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      自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
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