スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

意思力を鍛えて、自分を変える

4479793631スタンフォードの自分を変える教室
ケリー・マクゴニガル 神崎 朗子
大和書房 2012-10-20

私たちの心の中には2つの自己が存在する

一方の自己は、衝動のままに行動して目先の欲求を満たそうとする。もう一方の自己は衝動を抑えて欲求の充足を先に延ばし、長期的な目標に従って行動する。そのどちらも自分であり、私たちは2つの自己のあいだを行ったり来たりしている。

ドーパミンは幸福をもたらさない

欲望は、行動を起こすために脳が仕掛ける戦略。欲望は自己コントロールに対する脅威ともなれば、意志力の源にもなる。ドーパミンが私たちを駆り立てるとき、私たちは欲望と幸せを区別しなければならない。一方で私たちはドーパミンや報酬への期待を利用して、自分や他の人たちのやる気を引き出すことができる。

欲望自体は良くも悪くもない。大切なのは、欲望によって自分がどこへ向かおうとしているのか、そしてどういう場合なら欲望に従ってよいかを見極められるかどうか。

いつわりの希望シンドローム

変化をもたらす過程で最もラクで気持ちがいいのは、変わろうと決心するとき。そのあとは苦しいことが続く。自制心を発揮して、やりたいことを我慢し、やりたくないことをやらなければならない。実際に自分を変える努力をしているときは辛い。だから、多くの人は自分を変えるため、目標に向かって粘り強く努力を続けるよりも「簡単に目標をあきらめてはまた決心する」ことを繰り返す。

対処法としては、少し悲観的に先のことを考える。自分がいつどんなふうに誘惑に負け、誓いを破ってしまうかを予想することで、決意を維持できる確率が高まる。失敗するまでの様子をさまざまなシチュエーションで思い描く。そしたら、今度は想像上の失敗を成功に変える努力をする。自分の決意を守るためにはどんな行動を取れば良いか、具体的に考える。

自己コントロールでチンパンジーに負ける?

もちろん、そうではない。私たちの発達した前頭前皮質は好ましくない選択でも、なんだかんだ言い訳を考えて、誘惑に勝つのは明日でいいと言い聞かせてしまう。肥大化した前頭前皮質が、目先の欲求を満たそうとして何度も何度も、自制心を打ち負かす。

私たちが目先の快楽にこれほど弱い理由のひとつには、脳の報酬システムが将来の報酬に反応するべく進化しなかったせい(=限定合理性)である。現代の私たちが目先の報酬と将来の報酬を天秤に掛けた時、この2つの選択肢に対する脳の反応はまったく異なる。目先の報酬には、昔ながらの原始的な報酬システムが働きかけ、ドーパミンによって欲求が生まれる。一方、将来の報酬にはほとんど反応を示さない。私たちは将来の報酬の価値を低く見積もる。

対処法は、将来の報酬を自分に常に意識させること、背水の陣を敷くこと。前者は、目標が適ったときのイメージを具体的にした写真やが追うを壁紙にする。後者は、誘惑にかられないよう誘惑対象を壊しておくなど。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

カテゴリー
未分類 (196)
  • 読書 (436)
  • 投資 (27)
  • 写真 (132)
  • TED (7)
  • プロフィール

    masato

    • Author:masato
    • 「無知による機会損失は計り知れない。」

      機会損失とは、仮にある行動を取っていたら生まれたであろう利益を享受できない損失のことを言う。

      自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
    最近の記事
    月別アーカイブ
    ブログ内検索
    RSSフィード
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。