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笑いや感動は驚きから。ロジカルに感情の揺れを学べる『表現の技術』

表現の技術―グッとくる映像にはルールがある
表現の技術―グッとくる映像にはルールがある高崎 卓馬

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感情は振り子である

感情を動かす、心を動かす、というのは心の振り子を動かすということ。そして、その揺れが右に振りきれたとき人は涙を流し、左に振りきれた人は笑う。つまり一定の値を超える瞬間をつくることができたとき、表現は相手の心にきちんと触れたことになる。

人は笑うもしくは泣く前に必ず驚いている

感情を動かすために絶対必要な要素。それは「オドロキ」。人はそう簡単に振り子に触れさせてくれない。観客の心のガードを下げさせるためにオドロキが必要。この観点から、予定調和は表現の敵となる。想像を裏切ることが原点となる。

笑いは技術

笑いはすべての表現の基本だと考えられる。相手の感情を確実にコントロールすることが条件でつくられるものあなので、逆にどんな種類の感情のコントロールにも応用が効く。「涙もの」や「感動もの」は企画の技術を学んでいなくても、誰もが共通している感情に訴えかけることで涙や感動を引出すことは比較的容易にできる。本当に企画の能力を高めたかったら、最初のうちは、笑いから逃げずにきちんと向き合って、表現の技術を論理立てて考えてつくる癖をつけるべき。

物語や感情を説明しない

直木賞作家である木内昇さんも「できるだけ登場人物の行動で書くようにしている。感情を書いてしまうとそれだけで終わってしまうから。その登場人物ならこういう悲しみに直面したときにどういう行動をとるのか。そこを注意深く観察して書くようにしている」とのこと。 「みんなはこういうときこう思うよ」という話より、「僕はこういうときこう思った」という話の方が、逆に普遍的なものになる。

ロジカルに徹底的に考え、感覚的にも面白いが理想

つくり手が「客観的」であることは、人に伝わるものをつくるうえで重要。客観をきちんともつことができたら、表現をどうつくるべきか、どうすればより面白くなるのかを考える力をもつことが出来ます。つくり手の都合をきちんと嗅ぎ分け、消し去ることが出来る。観客のココロにどういう作用が起きているかを考えることができ、どうすれば人が泣くのか、どうすれば人が笑うのかを考えることができる。

そのために、左脳でロジカルに物事を徹底して考える癖を持つ。冷静に相手の感情を想像しながら計算をしていく。そしてその表現が感覚的に「きてる」ものになっているかどうかは、右脳に判断させる。脳にしっかりこの左右の役割を与えることを心がける。

誰よりもロジカルに考える。その先には右脳も納得するような風景が必ずある。くれぐれも忘れていけないのは、最終的な表現に、考えた道筋やロジックが透けて見えるものは圧倒的につまらないということ。ロジカルにつきつめた結果、誰もが考えなかったものにたどりつく、そして感覚的にも面白い。それが理想の表現。

右脳から入った情報も左脳的な検証をする。右脳と左脳、感覚と客観を往ったり来たりさせながら強い表現の獲得を目指す。

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