人に対する深い理解から生まれる行動・思考を学ぶ『新史太閤記』

新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)
新史太閤記 (上巻) (新潮文庫)司馬 遼太郎

新潮社 1973-05-29
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人間に対する深い理解が人たらしの根源

猿と呼ばれていた秀吉は、必要とあらば自分の自尊心を捨てることをいとわなかった。彼は、目的の達成のために演技者になりきった。敵を家臣に引きいれるとき、彼は相手の自尊心を出来る限り尊重し、敵を感心させるだけではなく、天下の人心をも動かすことも計算していた。

信長と相対するときは、出来る限り陽気に振る舞った。彼の得意とする調略は隠遁な印象を与えるが、それを補う武功と明るい性格で信長の信頼を勝ち取っていった。

敵の惰気を打つ

敵の鋭きを避くというのは兵法の原則であった。もともと敵というのは来るときに鋭く、帰路につきときに惰気が生じる。戦略についても、戦術においても秀吉は人の心のありようや動きを詳細に読んだ。(天下一品の勇気と結束を誇る徳川家康だけは、苦手だったようだ。)

その他、気になった発言

人への誠実さこそ命がけの策謀である。

官兵衛、世の中のことは陽気にやるのよ。

天下に勇気と知恵を兼ね備えた者はわずかにおり、それぞれその国々の主になっている。しかしながら、その上に大気を備えたものはいない。大気が天下を取らせたのだ。

所見

結局、家庭も仕事も経営も人がつくるもの。根源には人間に対する理解が必要。豊臣秀吉はその一点で天才だった。秀吉は天下統一を果たすために、どんなことも活用した。一つ一つの所作やイベントなどで、もっと人の心を自分に有利な方向に動かすことを意識してやっていきたいと思う。

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    • 「無知による機会損失は計り知れない。」

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      自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
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