ビジョナリー・カンパニー2まとめ
正しい選択をするのは難しいことじゃない。第五水準の指導者がいて、適切な人をバスに乗せ、厳しい現実を直視する規律をもち、真実に耳を傾ける社風を作りだし、評議会を作って三つの円が重なる部分で活動し、すべての決定を単純明快な針鼠の概念にしたがってくだし、虚勢ではなく現実の理解に基づいて行動すればいい。
第五水準の指導者
第五水準の指導者は個人としての謙虚さと職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、永続する偉大な組織をつくる。野心的であるのはたしかだが、野心は何よりも会社に向けられていて、自分個人には向けられていない。第五水準の指導者は徹底して謙虚であり、控えめで飾らない。
弾み車
偉大な企業への飛躍は、外部から見れば劇的で革命的だとみえるが、内部からみれば、生物の成長のような積み重ねの過程だと感じられる。巨大で重い弾み車を回転させるのに似て、当初はわずかに前進するだけでも並み大抵ではない努力が必要だが、長期にわたって、一貫性をもたせてひとつの方向に押し続けていれば、弾み車に勢いがつき、やがて突破段階に入る。
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