保有銘柄など株のお話


No 麻雀 No life 」ほどじゃないけど、就活が終わって気が緩んだのか、また「麻雀病」にかかってしまいました。ヒマな時間ができると麻雀がやりたくてしょうがありません。もう病気です。

まぁ、そんな話はさておき株の話です。

レポートなんかを読んでいると、日本株の先行きに懸念を示すアナリストがいないのが不思議なんですが、「デフレ脱却で景気拡大に拍車がかかりそうな日本経済」というものが考えの基盤にあるんでしょう。

しかし、個人的に物凄く心配な出来事が2つあります。

1つ目が「商品市場の活況」で、2つ目が「長期金利の上昇」です。どちらも直接的には日本企業の業績に打撃を与える程のものだとは思いませんが、世界の投機マネーの出入を考えると株式市場に悪影響を及ぼすものであることは間違いありません。

ちなみに1つ目の「商品市場の活況」に関して。商品価格は株式と負の相関関係があるということです。(参照:ジムロジャースの『商品の時代』)

話は変わって、個人的な保有銘柄と監視銘柄について・・・

現在の保有銘柄は以下の2つです。
本命:ワイエイシイ (6298)
対抗:ベンチャー・リンク (9609)

ワイエイシイは、だいこう証券を売った資金でとてもいいタイミング(4月10日)で買うことが出来ました。MSCBで調整していましたが、その資金も有効に使われそうだし問題はなさそうです。株価に関しては調整局面から脱していて、ファンダメンタルズ的にも文句なしだと思っているのでかなり強気です。

購入検討銘柄も以下の2つです。
1番手:TRNコーポレーション (3351)
2番手:フェイス (4295)

TRNも株価は長い調整局面から脱した感じがします。保有銘柄との兼ね合いですが購入を考えています。ビジネスモデルは素晴らしく、今後の成長も魅力なのですがファンド組成に関わっているので、投資事業組合関連銘柄の動向と金利上昇がどう関わってくるのか見極めることが必要かな。

と、ひさしぶりに投資に関してエントリーしてみました。就職活動で少し力を抜いていたので、これからは投資の勉強にも力を入れていこうと思います

投資方法と、それについての考察(銘柄選択編)

投資とは何か?

私は「投資とは、投下資本以上の価値のものを手に入れる行為である」と考えます。そのため、株価が企業価値に収斂することを前提にすれば、企業の価値を正しく把握することが株式投資の成功要因になると考えられます。企業の価値とは、その企業が将来にわたって生み出すフリーキャッシュフローを、一定の率(WACC)によって割引いて、それを現在価値で評価した合計です。

不確定な将来のフリーキャッシュフロー、実際にこれを正確に計算するこは難しい。そこに「企業価値の不透明性」が存在することになります。将来のフリーキャッシュフローの計算は、それを計算する投資家の「期待」(成長率などの定数の設定)によって大きく結果が異なることになります。

株価を高めるには

企業が株価を高めるためには、WACC(株主や債権者に支払うコストを加重平均したもの)を上回る利益をあげなければなりません。ここで仮に企業がWACCを上回るリターンを上げたとします。債権者へのリターンはもうすでに借入金利として決まっているのですから、WACCを上回った超過リターンは全て株主に還元されます。企業はWACCを上回る利益を上げてはじめて、株価を高めることが出来ます。
※これは板倉雄一郎さんがよくおっしゃられている企業価値創造の根源、ROIC-WACC=SPREADと通じるものがあると思うので、詳細はそちらを参照して下さい。

超過リターンの源泉

投資家の期待が高まり、PERの水準訂正が起こるような株価の上昇が、超過リターンにつながります。企業の増益率そのものがリターンをもたらすのではなく、実際の増益率と市場の期待との格差が超過リターンの源泉になります。

そのことに着目して私は、「事業の価値が正しく評価されていない企業」に投資することが最も重要であると考えます。なぜなら、DCF法の計算方法やWACCの性質により、企業価値と「期待」は密接に関係してるからです。 「事業の価値」、そこに着目する点が、企業が保持している資産に着目する資産バリュー株投資や、企業の高い成長力に着目するグロース株投資との違いです。

効率的な市場で、正しく評価されていない銘柄が存在する理由

では、効率的な市場において、実際にそのような企業が存在するのか。私は存在すると考えています。少し話は脱線しますが、私は効率市場仮説を信じています。正確には、市場は「弱い効率市場仮説」(補足1)で説明できると考えられます。多くの機関投資家、アナリスト、個人投資家がカバーしている株価はその時点での全ての情報を織り込んでいる適正な価格であって、市場を出し抜くことはできないと考えるのは正しい。

しかし、市場に出回っている全ての銘柄が機関投資家やアナリストなどにカバーされているとは思いません。実際、大手証券会社などは時価総額が数百億円以下の企業は投資対象から外しているそうです。そのため、私は「事業の価値が正しく評価されていない企業」というのは、小型株の中に存在していると考えています。

そういった企業を見つけ投資することで、企業の成長と利益の再投資による複利の力の恩恵を受けるだけではなく(EPSの伸びと複利の効果)、将来に生み出すCFの見直し(期待の高まりによるPERの水準訂正)による株価上昇が望めると考えています。

どのようにしてそういった企業を見つけるのか?

私は、気になった事業を行っている企業の四半期ごとの進捗率を見ることが重要であると考えます。進捗率から通期の決算を計算して、その結果を会社予想や四季報予想と比べる。そして、その二つの間にどの程度、乖離があるかを見る。乖離が大きいということは、会社自身が想定していたより、そして、市場が期待していた以上に事業が好調であるということを表しています。その事業の好調さが一時的なものではなく、一年を通して続く見込みがある企業、これを「事業価値に対して割安な企業」とし投資します。上方修正を繰り返す企業は大注目です。(理想は、四半期ごとに売上高が伸びているだけではなく、利益率も向上し、加速度的に利益が増している企業です。)そして、企業の上方修正や四季報の増額修正などのカタリストによって、事業の価値(そしてそれに伴う企業の価値)が見直されるのを待つ。。

(補足1)
「弱い効率市場仮説」の話ですが、上方修正が進捗率から計算してほぼ確実であるのに、実際に上方修正が発表されたとき、もしくはその直前になって株価が上昇するのは「効率市場仮説(セミストロング?)」の下では説明できません。これが何故起こるか考えたら面白いと思います。それは、市場に関わるみんながその情報(この場合、四半期の進捗率の情報)を認識していないからでしょう。ようするに情報コストが思っているより大きいのです。全ての人に均等に情報が行き渡れば、瞬時にその情報は株価に織り込まれるはずですからね。情報コストが思いのほか大きいので、情報が浸透するのに時間を必要とする。すると、決算に向けて徐々に株価が変動する。そして、上方修正で一気に情報が伝わる。するとミスプライシング(バリューギャップ)は解消される。こういったことから、私はチャートを分析することもファンダメンタルズを分析するのと同様に重要であると考えています。ファンダメンタルズの変化とチャートには大きな関連性があるからです。また、自分が気がついたバリューギャップがどの程度残されているか(銘柄を分析した時期の問題)、要するに、株価にどの程度その情報が織り込まれているかを分析する上でもチャート分析は必至であります。

(あとがき1)
時代や環境によって、適切な投資方法が異なることは成長株プレミアムや割安株プレミアムが通用した時代が異なることなどから歴史が証明しています(参照:ウォール街のランダムウォーカー)。上記に書いた投資方法が一生通用するものであるとは考えていません。しかし、この景気拡大局面においては、最も有効な投資方法なんではないかと「今は」考えています。そして、日本の市場がアメリアのそれと比べるとまだまだ非効率で歪んでいる点などを考慮すればチャンスは大きいと考えています。

(あとがき2)
上記に書いた「有効な投資方法が時代によってことなる」ことですが、近年、タワー投資を筆頭に小型株に目をつけたファンドが進出してきています。こういった、優秀なファンドの進出によって時価総額が小さい銘柄の市場の非効率さや歪みも無くなってしまうんではないかと考えています。逆に言えば、今の時点ではそういった優秀なファンドが狙っている銘柄に目をつけることも有効な投資方法ではないでしょうか。いつまで通用するかは分かりませんが…

(あとがき3)
今回のエントリーは主に「銘柄選択」に焦点を当てて書いていますが、それは投資において重要なポイントの一つにしかすぎません。チャートや出来高や信用残高などから、需給の状態を把握することや、投資家の心理を読むことなども重要なポイントです。これらについては後々、書いていこうと思っています。

(あとがき4)
今回のエントリーで書いたことは、私がmixiの「中長期投資で資産を増やす」というコミュニティーで主張したことをまとめつつ補足したものになっています。まだまだ勉強不足な点が否めないと自覚しておりますので、感想や、気になった点や、反論をBlogのコメントかmixiのメッセージで頂けるとうれしいです。


オーネックスを売却。


オーネックスを売却しました。

オーネックス売買(12/5~1/6)買値    売値     上昇率   確定損益 
988円  1320円  33.6%  +332000円

オーネックスに関しては、「事業の好調さに比べて割安」という見方はまだ変わっていないので、決算発表前の株価次第では再度購入するかもしれません。

売却理由は、オーネックス分析時の「株価のシナリオ2(合格ライン)」に達したことと、オーネックスより有望な銘柄を見つけたからです。それと思ったより出来高が増えなかったことも理由のひとつです。

オーネックス(5987)について。Part4~最終章、そして伝説へ~


オーネックス分析の第四弾は、同業者とのPER比較について。
今回で最後の分析となります。

参考
オーネックス(5987)について。Part1(上方修正の可能性について)
オーネックス(5987)について。Part2(財務内容と売掛金について)
オーネックス(5987)について。Part3(アナリスト予想EPSと事業環境について)

さっそく、業種「金属製品」の平均PERを見てみます。

          PER  PBR
東証一部(36社)38.3 1.0 (東証データPDF:業種別PER
東証二部(19社)26.2 0.9
合計(55社)   32.7 1.0
          18.57 1.36 (東証1部業種別データ
          20.1 0.99 (業種別平均PER,PBR,ROE一覧('05 9月)


なんか、データでまちまちですが、金属製品業界はPER20~30倍あたりが相場のようですね。

また、チャートフォリオ業種サーチの「金属製品」(参照)で19社のPER比較が見れます。この業界のPERはどうやら大型株になるにつれて高くなる傾向があるようです。(オーネックスの業種は「金属製品」ですが、鉄鋼関連の需要が多いので、鉄鋼業界の特徴である低PERが影響しているのかもしれませんね。)

最後にカブドットコム証券の業種平均PER(赤線)とオーネックスのPER(緑線)の比較チャートです。
(日経36業種、PERは予想ベース、業種PER=業種内時価総額合計÷業種内予想当期利益合計 ※ただし、赤字会社を除く)
20051211194026.jpg


どうでしょうか??

私的には、2007年6月期のEPSを132円と予想しているアナリストもいたり、熱処理専業最大手だったりするのに、この低評価は納得行かないですね。(こんだけ利益が増えてるってことは単なる循環株・割安株というよりは成長株って感じがするのですが…。)

まぁ、オーネックスはその成長性を加味しなくてもとことん安いと思います。


これでオーネックスの分析を終わります。

最後に、今後の株価のシナリオを考えて見ます。

1.上方修正後に、PERの改訂が行われる。業界平均のPER20倍まで行くとして株価はEPS111×PER20=2220円(最高のシナリオ。)

2.上方修正は行われるがPERは12倍前後のまま。その場合の株価はEPS111×PER12=1332円(合格ライン。)

3.実は上方修正なし。その場合の株価は12×91=1092円(残念でした。)

4.なんかしらの理由で下方修正。キュドーン!(最悪な結果、想定外。)

次の四季報、そして中間決算が楽しみです。まぁ、四季報は保守的にEPS105円あたりを予想しくてるんでしょうけど…。とりあえずもう少し強気でホールド予定です!

オーネックス(5987)について。Part3


オーネックス分析の第3弾は、外部環境と今後の動向についてです。

参考
オーネックス(5987)について。Part1(上方修正の可能性について)
オーネックス(5987)について。Part2(財務内容と売掛金について)


まず、2006年6月期決算の予想EPSから

オーネックス自社予想(05.8.25時点)  EPS90.2  
立花証券アナリス予想(05.9.15時点)  EPS102.1
株式新聞社予想(05.9.07時点)     EPS111.0
コスモ投資情報(2005.9.12時点)    EPS111.2
第一四半期進捗率からのmasato予想  EPS111.6


これを見るからにオーネックス自社の予想がいかに保守的か分かります。

つぎに、立花証券・コスモ投資・株式新聞社のアナリストのコメントをまとめてみました。

・オーネックスは自動車や産業機械、建機業界から部品等の金属熱処理加工(金属の強度を増す)を行っている熱処理専業最大手。
・熱処理の需要が旺盛だが、全ての需要に応じきれず、かつて経験したことのないほどの繁忙が依然続いている。
・同社は自動車業界から価格改定時に毎期加工賃3%程度の値下げ要求をされるとしているが、今期については需給の逼迫もあり納期厳守をするために価格低下圧力はそれほど強くないと予想される。
・さらに今期は原材料価格の前提も厳しく見積もっている。
・熱処理時間の短縮化技術開発及び熱処理効率の改善による生産性の向上が寄与し大幅増益を達成。
・熱処理事業のアウトソーシング拡大
・今年12月と来年2月に熱処理炉5 機、ピット型熱処理炉1 機を新たに導入する。これにより熱処理能力が10%以上増強されるほか、処理時間の短縮など生産性も10%改善が進む見通し。生産能力増強によりいままで断っていた需要の取り込みを図り収益拡大が続く。


とりあえず、数年先までは需要増による収益拡大が望めるということですね。これが、景気拡大の波に乗ってるだけなのか、それとも成長力があるのかは謎です。事業拡大の余地がどれだけ残されているのか、その辺は、「熱処理事業のアウトソーシング」と重ねて調べていこうかな。

最後に、オーネックスはタワー投資顧問銘柄らしいです。(株主名簿:ゴールドマン・サックス・インターナショナル)
2005.3.31時点
6.8%
2005.6.30時点
7.13%
きちんと保有率がUPしてます!

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    • 「無知による機会損失は計り知れない。」

      機会損失とは、仮にある行動を取っていたら生まれたであろう利益を享受できない損失のことを言う。

      自分だけに与えられた、自分でしか歩めない道を歩んでいきたいと思う。
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